「チリの生鮮フルーツの輸出量は、チリ食品・飲料の輸出量全体の32% で52 億ドルに及ぶ」チリ果物輸出協会の欧州アジア担当ディレクター、シャリフ・クリスチャン・カルバハル氏
クッキングデモンストレーションを披露したチリ人シェフのリカルド・ゴンザレス氏
チリ果物輸出協会(ASOEX)のチリ柑橘類委員会はチリ貿易振興局と共同で、7月19 日、チリ産フルーツの魅力を伝えるクッキングショーを実施。グランド ハイアット 東京に集まった報道関係者に、日本の夏が旬のチリ産柑橘類の素晴らしさを訴求した。
イベントでは、チリ貿易振興局 日本オフィスディレクターのハイメ・リベラ氏のあいさつの後、同協会の欧州アジア担当ディレクター、シャリフ・クリスチャン・カルバハル氏がチリのフルーツ産業の特徴や現状についてのプレゼンテーションを行なった。「チリの食品輸出総額は、156 億700万ドルで、生産量の90% は輸出しています。特に生鮮柑橘類は南半球で最大の輸出国です」。続いて、チリ柑橘類委員会 マネジャーのモンセラット・バレンズエラ氏は、「さまざまな気候ゾーンや地形を持つチリは、四方を天然の要塞(海洋、砂漠、山岳、南極)で囲まれ、農作物を病害虫から守っています。特に昼夜の寒暖差が大きい地中海性気候は、色、風味、硬度、香りなど品質の高い柑橘類を生産するのに理想的です。また最大のメリットは、日本の夏に旬を迎えるため、6 月中旬~ 10月に日本市場に品質の良い状態のものが出回ります」。