1724(享保9)年、水戸城下(現在の水戸市泉町)に呉服商「伊勢甚」に端を発したのが伊勢甚グループだ。あと5 年で創業300 年を迎える。地域社会との共存共栄を目指し、顧客のニーズ・ウォンツに応え続けるためのイノベーションに挑戦。ホテルやブライダル、英会話学童保育、レストラン事業などを手掛けている。そこで今回は9 代目総支配人を務める橋本典彦氏に宿泊予約サイト「一休」で東日本1位ランキングされるに至った取り組みなどをお聞きした。
水戸プラザホテル
取締役総支配人
橋本 典彦氏
Mr. Norihiko Hashimoto
1959 年三重県伊勢市生まれ。大学卒業後ルネサンススポーツクラブ入社。92 年伊勢甚グループ入社。本社経理部、旧水戸プラザホテル、総合結婚式場、ゲストハウス総支配人就任。2007 年新水戸プラザホテル副総支配人兼営業部長として着任。13 年より現職。
□ 1724 年に呉服商に始まり295 年という長い月日を経て今日に至ります。橋本総支配人は9 代目として水戸プラザホテルを切り盛りされていらっしゃいます。今年7 月には宿泊予約サイト「一休」にて昨年4 月から今年3月までの期間におけて4.74 のポイントで東日本1位を獲得されました。
創業以来、お客さま第一主義を貫き、常に地域社会との共存共栄を目指し、お客さまの「ウォンツ」に応えるイノベーションに挑戦し続けています。水戸市の人口は27 万人と限られた商圏ですが、その中で地域のために貢献していくことを生命線にホテルやブライダル、レストラン事業などを伊勢甚グループとして展開しています。新ホテルにおいては開業10周年のときに『シアワセを記憶する、ホテル』というコンセプトを立て、人材育成にも注力し、お客さまのために何をすべきかを常に考え、行動できる環境作りに努めています。