山梨県小菅村は多摩川源流の美しい水と豊かな自然に溢れている
地方創生の切り札として注目を集める「分散型ホテル」は2015年10月にオープンした「篠山城下町ホテルNIPPONIA」が全国の先駆けとなった
以下、リリースのとおり。
当ホテルのある多摩川源流に位置する小菅村は、東京都心から車で約2時間。面積の95%が森林と豊かな自然に囲まれた人口約700人の小さな村です。
かつて養蚕や農林業で栄えた小菅村は人口がピーク時の3分の1にまで減少し、主を失った空き家が100軒近くにまで増えるなど、深刻な過疎高齢化に直面しています。
この美しい自然と村の文化を後世に残していくため、過疎化と空き家の課題解決と観光資源を生かせるモデルとして「700人の村が一つのホテルに。」をコンセプトに、地域全体を一つの宿に見立てる分散型古民家ホテル「NIPPONIA小菅 源流の村」が山梨県小菅村に2019年8月17日(土)オープンいたします。
施設概要NIPPONIA小菅 源流の村 「OHYA棟(細川邸)」
【築150年の古民家ホテル 『OHYA棟』について】
788平方メートルという壮大な敷地には養蚕を営んでいた歴史を物語る高く太い梁を持つ主屋と家の格を表し客を迎え入れた長屋門と土蔵の3棟、そしてかつての家主が肝いりで作り上げた美しい日本庭園が広がります。100軒もの空き家の中でもこのひときわ存在感のある、江戸時代末期から続く築150年超えの邸宅をプロジェクトの第一期ホテルとして改修。
長年の間屋根の上から近隣を見守ってきた懸魚。古い道具などをアートにアップサイクルし、空間を魅力的に演出。
すべてを新しく作り変えるのではなく、建物がもつ風格や趣をできる限り残した改修にこだわり、150年の歴史を紡ぐようにとかつて村の人々から親しみを込めて呼ばれていた屋号「大屋」に因み『OHYA棟』と名付けました。
【地産地消を実現 24sekkiをコンセプトとしたこだわりの料理を提供】
一皿一皿にシェフの想いがあり、生産者の物語がある。
その美しい姿から清流の女王と呼ばれるヤマメ。小菅村は日本で初めてヤマメの養殖に成功
OHYA棟入り口の長屋門はレストランとして生まれ変わり、小菅村に精通したシェフの「生産者の顔が見える、流通していない地元の食材を使いたい」という想いから、小菅村の小生産者が作る食材を用いた創作和食料理を提供します。
料理は日本の四季をさらに6つに分けた「24sekki(二十四節気、にじゅうしせっき)」をコンセプトに2週間ごとメニューが変わり、その季節に最も美味しい食材をふんだんに使ったお料理を楽しんでいただけます。
NIPPONIA小菅 源流の村 「OHYA棟(細川邸)」
■所在地
山梨県北都留郡小菅村3155-1
◇アクセス
都心部から車で約2時間
JR中央本線・大月駅よりバスで1時間、青梅ICより車で約70分
JR青梅線・奥多摩駅よりバスで1時間、奥多摩湖より車で約20分
※当ホテルでは、大月駅からの送迎サービスを行います。
■電話番号
042-887-9210
■施設構成
客室(4室、各部屋にトイレ・バスルームあり)
フロント、ラウンジ、レストラン他
■開業日
2019年8月17日(土)
■予約
一休.com
URL: https://www.ikyu.com/vacation/00050804/
定員は2棟4室計10名。1泊夕朝食付きでおひとり様2万5千円~
◇お部屋のご紹介
当ホテルのお部屋は4室。いずれもレイアウトが異なり、2つとない空間になっています。この度の宿泊体験モニターでは4室のうち3室のいずれかにご宿泊いただけます。
<OHYA1(ガーデンビュー・スイート)>
専用玄関がある、80平米のスイートルーム。最大4名様のご利用が可能です。広い縁側の窓からは小菅村の大自然を切り取ったかのような緑豊かな庭を一望できます。
夜はライトアップされ、一層ムードを増します。屋根裏を改装した広いロフトは、重厚な梁が間近で見られる非日常空間です。
<OHYA2 (クリエイターズ・ツイン)>
裏庭に面した明るく開放的なお部屋。土間を利用したダイニングスペースや窓に面した書斎があり、創作意欲を掻き立てられるような空間です。
ロフトからは小菅村の山々が見え、四季折々の自然をお楽しみいただけます。
<OHYA3(ダブルロフト・ツイン)>
2つのロフトを備えた遊び心のあるお部屋。一方は落ち着いた寝室、他方はハンモックが設置された景色の楽しめるくつろぎスペースに。また、裏庭に面した縁側は小さなアート空間に。
<OHYA4 (離れ・土蔵ツイン)>
土蔵を改装した離れのお部屋。重厚な蔵の創りを最大限に利用したユニークな浴室や、ちょっとしたアートギャラリーのような廊下、秘密基地のような2階の畳の間など、誰にも邪魔されないプライベート空間をお楽しみください。
◇インテリアへのこだわり
管内のすべてのお部屋に設置されているインテリアのカラーコンセプトは「炭と熱」。漆黒の炭が灰になるまでのグレーの濃淡と、炭が熱を持った時のオレンジを差し色に、各部屋がコーディネートされています。炭は長年にわたって小菅村の基幹産業でした。
また、村に馴染み、村と助け合い、村とともに月日を重ねていくこのホテルの思いの象徴としても、静かに周りを暖められるような、淡々と燃える熾火をイメージしています。
そして、かつて養蚕業が盛んだった頃に実際に使われていた糸車や、長年の間屋根の上から近隣を見守ってきた懸魚など、古きが命を吹き返し、アートとしてより空間を魅力的にしています。
インテリアに使われている炭も、地元の村民の方が作ったもの。