6 月にモヒガン・ゲーミング&エンターテイメント(MGE)、フォールズビュー・カジノ・リゾートとカジノ・ナイアガラのサービス提供者になると発表
北海道・苫小牧IR の参画を目指す、米国モヒガン・ゲーミング&エンターテインメント(以下、モヒガン)は、ギリシャの建設大手、GEK テルナと提携契約を結び、アテネでのカジノリゾート開発の入札を行なうことを発表した。モヒガンは韓国、カナダへの事業展開も計画しており、新たに欧州進出も発表した形である。
モヒガンが発表したアテネでのカジノリゾートは、ヘリニコン国際空港の跡地に位置し、ラムダ・ディベロップメントが建設する。建設費は約80 億ユーロ(約9730 億円)予定。開発には、高級レジデンス、ホテル、ヨットハーバー、エンターテインメント施設、小売店舗、飲食店、MICE 施設そしてカジノ複合施設が含まれる予定である。
ギリシャゲーミング委員会(Hellenic Gaming Commission) は、今年2 月に入札を呼びかけており、全ての入札に30 年間のカジノライセンスへの最低3000 万ユーロという額が設定されている。委員会は広範囲から関心が寄せられていると述べており、モヒガン-GEK テルマの入札が公表された入札第一号となる。
モヒガンは、仁川で間もなく着工する韓国の統合型リゾート「インスパイア」を通じてアジアに初進出するなど、世界的拡大への取り組みを続けている。また、6 月にはフォールズビュー・カジノ・リゾートとカナダ・ナイアガラのサービス提供を締結(写真)。積極的な海外進出に取り組んでいる。
モヒガンは先般、日本メディアを本国(コネティカット州)に招待し、モヒガンが所有するIR を公開。北海道・苫小牧のIR参画を新ためてコメントした。そのときの様子は、後日、掲載予定。