8 月には全国でプロモーションを開催。優秀店は来春にイタリアに招待
静岡・三島のレストランやワインバー、酒販店によって開催されているワインイベント「WINE BAR MISHIMA」(以下、WBM)が4回目を迎え、今年も三島市緑町の#dilettante café & waltz(. ディレッタントカフェ&ワルツ)を会場に5月6日に行なわれた。晩春と言える開催時期に合わせ、今年はロゼワインをテーマに行なわれたイベントだが、イタリア・ヴェネト州トレヴィーゾに本部を置くプロセッコDOC 保護協会も昨年に続き14種類のプロセッコを特別協賛した。
プロセッコは2018年にDOCで5億5000万本を生産し、ほかの2地域のプロセッコDOCGを合わせると6億本を超える。まさに世界一飲まれているスパークリングワインで、日常的に楽しめる気軽さで普及が進んでいる。三島市はターミナル駅からから南側にかけてイタリアワインへの造詣が深い個人の飲食店が集積し、店舗間の交流も深い。消費者がひと晩に数軒を飲み歩く文化は、ヴェネツィアのバーカロ文化に、街中を小川が流れる景観はトレヴィーゾに重なるところがある。イベントではプロセッコDOC や、ルカワインの下里祐美子氏による南アフリカワインのミニセミナーも行なわれ、消費者のワインへの関心の高さがうかがえた。
プロセッコDOC保護協会では、更なる知名度や認識の向上のため今年も8月に全国的にレストランキャンペーンを実施する。すでに概要が発表されており、プロセッコDOCの生産地域であるヴェネト州とフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州におよぶ24 社の生産者が参加、キャンペーン対象ワインは30 品目に及ぶ。今年は福岡(7月22日)、大阪(23日)、東京(24・25日)、金沢(26日)で試飲会が行なわれる。全国的には150店を目標に参加を募り、販売数量や席効率、取り扱うプロセッコのバラエティや販促活動の内容などで優秀店を決定。来春にはワイナリーや現地の名所を巡る研修ツアーに招待する。今年も暑さが予想される夏の打ち手の一つに、業態を問わず検討の余地はあるだろう。
Mese del Prosecco 2019 プロセッコDOC ワイン レストランキャンペーン2019
キャンペーン対象ワインを用いたイベントやプロモーションなど、店舗独自のユニークな販売促進を実施。
販売本数のほか実施内容により優良店を選出し、2020 年4 月実施予定の「プロセッコDOC 研修ツアー」にご招待します。
実施期間:2019 年8 月1 日~ 31 日
主催: プロセッコDOC 保護協会
運営: イタリア大使館貿易促進部
参加店募集期間:7 月15 日(月)まで
参加店決定および発表:2019 年7 月16 日(火)
キャンペーン終了後、所定フォーマットでプロモーション結果をご報告いただきます。
参加特典:プロセッコDOC ワイン保護協会からプロモーショングッズ(ワインクーラー、ストッパー、パンフレット、エプロンなど)が無償提供されます。キャンペーン対象プロセッコ生産者、日本輸入者など詳細は、http://www.ice-tokyo.or.jp/event-category1/prosecco2019_agosto
キャンペーン参加など問い合わせは、HOTERES「酒のSP」長嶋(℡ 03-6226-2380 nagashima@ohtapub.co.jp)まで