国際的なIT ソリューション企業であり、旅行業界の主力GDS プロバイダーの一つとして知られるセーバー社。日本においても30年の実績を持ち、確かなデジタル技術開発力に裏付けされた総合力を生かし、ホスピタリティー産業におけるソリューションの提供に注力する。
ホスピタリティー事業を統括するフランク・トランパート氏に、関連デジタルテクノロジーおよびオンラインビジネスの現状と展望を伺った。
フランク・トランパート 氏
(Frank Trampert)
セーバー社で財務業績、顧客エンゲージメント、ならびに全体的な事業成長および開発を担当。ホスピタリティプロセスとテクノロジーの両方で貴重な経験を積んでおり、香港のウィンダムホテルグループ、4 大陸のカールソンホテル、シンガポールのブランドカルマ、そして最近では、マレーシアでチューンホテルグループの最高経営責任者として、リーダーとしてのキャリアを積む。ヨーロッパでホスピタリティー業界のキャリアを開始し、それ以来4 つの大陸に住みながら、ボーダレスな環境に身を置く。ドイツのハイデルベルクにあるホテルマネジメント大学でホスピタリティマネジメントの学士号を取得。英語、ドイツ語、フランス語に堪能。
セーバー社
http://www.sabrehospitality.com/
❒ ビジネス概要を教えてください。
セーバー社には、旅行ビジネスネットワークのためのGDSと関連B2Bソリューション、航空ビジネスにおける予約システムやレベニューマネジメント、そしてホスピタリティービジネスにおけるソリューションプラットフォームの提供という、大きく分けて三つの主要事業があります。
ホスピタリティービジネスではコンピューター予約システムのプロバイダーとして業界をリードし、昨年3 億ドルを売り上げるなど成長を続けています。
デジタル技術によるコネクティビティーと流通のノウハウを強みに、ホームページ構築、検索エンジンマーケティング、検索エンジン上の可視化、メタサーチの可視化など、さまざまなソリューションを通してオンラインでの顧客獲得をお手伝いします。
クラウド上のプラットフォームは、GDS、OTA、ウェブ、電話といったお客さまとの接点を一つに統合します。これによりお客さまとのコネクティビティーを強化し、相互のやりとりを容易にするだけでなく、最適なレートをはじきだし商品流通を効果的に実現します。
現在、世界約850 社との契約のもと79 カ国4 万軒のホテルをサポートし、うち45%は国際的ホテルチェーンです。アジア太平洋地域では日本を含む22 カ国4000 軒にプラットフォームを提供しています。
日本ではソサエティ5.0 のような政府主導の取り組みにより、高速ネット接続による未来的な超社会の形成が進み、ホスピタリティー産業でもロボットや自動サービスが導入されるなど、デジタル分野における変化と革新が顕著です。そうした中、有名ホテルチェーンを含め約300 社のご利用があります。交渉が進行中の新ブランドや問い合わせも多くポテンシャルを実感しています。