同社は生産性の高いホテルを実現しようとロボットによる接客をはじめ、建設コストの削減を企図した工法の導入や省エネルギー化に取り組んできた。
・光熱費の自給自足向上を企図した最新のフィルム型太陽光電池の活用
・和室をコンセプトに、省電力や客室清掃の省力化を意識した空間計画
・より快適な開錠を実現するタブレット式の顔認証システムを導入
今回の3期棟では、ハウステンボスのホテルで初の和室をコンセプトにした客室が誕生。宿泊の約2割が海外のゲストに利用されていることもあり、和の演出により訪日滞在を満喫できる。
客室の開錠の際には最先端のタブレット式顔認証システムを導入した。さらに、最新のフィルム型次世代太陽電池を活用し、看板照明の電源を供給する。将来的にはスマートホテルでありながら世界的に問題視されている低炭素社会の実現のため、植物性由来の蓄電池の導入により、客室への電源供給を図っていく考えと発表した。
1号店を誇るハウステンボス店では、実証実験を重ねて今後もより高い生産性と快適さを追求したホテルを目指すとしている。
【スーペリアタイプ】
【デラックスタイプ】
■変なホテル ハウステンボス 3期棟「サウスアーム」概要■
敷地面積:2,069.01㎡
延床面積:2,400.85㎡
階 数:地上2階建
客室数:56室
(スーペリアタイプ29.39㎡/38室)
(デラックスタイプ34.43㎡/18室)
構 造:木造
工事期間:平成30年3月下旬~平成30年11月末
設 計:株式会社デザインキット
施 工:松井建設株式会社
■フィルム型次世代太陽電池 概要■
特徴:柔軟性に優れ、さまざまな用途の活躍が期待される。他社の類似製品と比較してフィルムの透明性が高く、汎用性の高さが期待される。
使用枚数:72枚
発電量:15w
Saule Technologies社とは:ポーランドに拠点を置く、フィルム型太陽光電池の開発企業
参考
変なホテル ハウステンボスについて
ロボット台数:15種127台
スタッフ数:8名
館内施設:変なバー(2017年11月~)、スマート・コンビニ(2018年4月~)ほか
ハウステンボス(株)