あなたのホテルやレストランに、これだけは他社に負けないという核となるものはあるであろうか。そして、それを磨く努力ができているだろうか。そうした企業として大切にしているものがあるのかどうかで、そのホテルやレストランがゲストだけでなくスタッフからも選ばれるかどうかの差が生まれる時代になっている。
先日、小誌の編集長が香港で開催されたハイアットの「World Taste Series」のアジア決勝戦にオブザーバーとして参加をしてきた。このWorld Taste Series とはハイアット内の調理人たちのコンペティションで、世界中のハイアットのホテルから代表の調理人がエントリーをし、エリア代表を決めた後に世界の決勝戦が行なわれる。このアジア決勝戦にもアジアの各エリアから選ばれた代表が挑戦し、日本・グアムエリアの代表として選ばれたのはハイアット リージェンシー 京都の25 歳のシェフ 奥田 壮太郎氏であった。