一カ月で約500 万円の直予約に貢献
シンプルだが強力なシステムが
離脱ユーザーを追跡し予約を実現
SaleCycle がホテル向けのサービスで行なうのはシンプルだが強力な、たった二つのことだという。
「SaleCycle のシステムが行なうのは以下二つのことです。
① ホテルの予約プロセスで離脱したユーザーがe-mail 欄に入力したメールアドレスを収集し、そのプランを検討したユーザーが興味を持ちそうな追跡メールを効果的なタイミングで送信し予約・購入を促す
② 宿泊プランを選んだユーザーがWEB サイトから離脱しそうになった場合、ポップアップで「このサイトがベストレートです。現在○名が同じプランを検討中です」など、離脱を防ぐ表示を行なう
もちろん、これら二つはユーザーの使用言語に対応可能です」(鳥山氏)
これら二つのことだけで、あるホテルでは一カ月で500 万円弱の直接予約獲得に貢献をしたという。
「追跡による予約は比較的海外のお客さまが現状多いので、一室あたりの人数や連泊など1予約あたりの単価が高いのが特徴です。また、離脱したユーザー様が検討していたプランに合わせた提案を含めた追跡メールを送るので、実績ベースでメールの開封率は約60%、また、そこから予約に至る割合も約5%と非常に高いのも強みであるかと考えています。もちろん、私たちがどのようなアプローチにすれば効果が高いのかなどAB テストの実施支援などもいたします」(安保氏)
初期費用を除き費用はすべて成果報酬
運用支援も実施
また、SaleCycle のビジネスモデルはホテル一軒あたり定価30 万円の初期費用のほかは、販売貢献価格に対しての完全成果報酬で月額などの固定費はない。パーセンテージは客室規模などによっても異なるが、一般的なOTA の手数料よりも低い。ホテルからすれば直接予約によって顧客のメールアドレスの情報も得られるなどメリットも多い。
「ホテル様もダイレクトブッキング獲得のためにさまざまな努力をされていますので、すべて私たちの成果とは言えませんが、ホテルのご担当者様からは自社サイトからの予約比率が上がっているとおっしゃっていただいています。そして、実際に継続してお使いいただいていますし、グループホテル様などでは最初一部のホテルで導入をしていただいた後に、成果があったからとグループ全体で導入していただくようなケースもあります」(鳥山氏)
「先に申し上げたようにSaleCycle は二つの仕組みを提供していますが、この二つが揃っていること、そして、これまで積み重ねてきたノウハウがあることが大きな強みであり、その点で私たちと部分的には競合しても、完全に競合になるサービスを提供している企業はありません」(安保氏)
メール追跡、離脱防止のポップアップの二つのサービスを兼ね備え、ホテルのダイレクトブッキングをサポートする随一サービスとも言えるSaleCycle は、ダイレクトブッキングを増やしたいホテルにとって大きなサポーターとなると言えるだろう。