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第24回 伊藤誠英  イイ会社を創ろう 当たり前のことをバカにせずバカになってちゃんとやる 

第24回  ハンズアップの文化をどうやって根づかせていくのか

【月刊HOTERES 2018年10月号】
2018年10月15日(月)
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㈱ブライド・トゥー・ビー
代表取締役 伊藤誠英
〈PROFILE〉大学卒業後、さまざまな仕事を経て、28歳で株式会社ブライド・トゥー・ビーを設立。理念経営を掲げ、【企業文化で徹底的に勝負する】をモットーに、高い従業員満足度をサプライズな取り組みで実現。サービス業の当たり前を打破し、異色の独創的経営を続ける。

 
 今回は前回紹介したハンズアップの文化をどうやって根づかせていくのかをお伝えします。私はどのような企業文化であっても、それを根づかせていくには【種をまく時期】、【肥料を入れ育てる時期】、【収穫の時期】の3 ステップで考えるようにしています。
 
 【種をまく】時期にやることは、積極性を大切にする企業文化の会社になるというメンバーへの宣言です。弊社では、全員が守らなければいけない会社のオキテに加えました。そのオキテは、【常に情熱を持って積極的に挑戦する】という内容です。会社の理念やオキテに、このような内容を入れることで、リーダーの覚悟をメンバーに伝えることができます。とりあえず勢いでやろうとしている信念のない施策はメンバーの心に届かないことが多いので、まずは信念をきちんと表明することです。
 
 ハンズアップを募る内容は、業績に直結するようなことは挙げる側にとっても任せる側にとってもハードルが高いので、最初は簡単なことでOK です。例えば社内イベントやちょっとしたサプライズ企画など、メンバーが興味を持ちやすい内容が良いと思います。見落としがちで重要なポイントは、【誰が】ハンズアップを募るかということです。メンバーがハンズアップを検討するときには、何をするかで考えるという側面もありますが、誰と仕事をするかで考える側面も大きいものです。つまり、なるべく多くのメンバーから慕われている人に発信を任せるとウマくいきやすいです。

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