左から順に、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル人材開発部長の髙田恵氏、スキージャンプ選手の葛西紀明氏、元ザ・サヴォイ ヘッドコンシェルジュ、レ・クレドール グレートブリテン アンド ザ コモンウェルスヴァイスプレジデントの町田徹氏
19 歳で渡英し、ハウスキーピングなどを経てコンシェルジュになった元ザ・サヴォイ ヘッドコンシェルジュ、レ・クレドールグレートブリテン アンド ザ コモンウェルス ヴァイスプレジデントの町田徹氏。名門ホテルで経験を重ねた自身の体験を披露し、現役のコンシェルジュやコンシェルジュの卵たちにエールを送った。
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルの髙田恵人材開発部長は海外でもサービス現場の研修として活用されている人間関係構築のためのツールを用いて参加者を巻き込んで講演。八度の冬季オリンピックに出場したスキージャンプ界のレジェンドである葛西紀明選手は、トップアスリートの経験からいかなる場面でも心を整える考え方や一流になるための小さな努力の重要性を説いた。東京スカイツリー®を運営する東武タワースカイツリーの酒見重範取締役社長は、国内外の観光客に向けたOMOTENASHI 精神について語り、コンシェルジュが日本の魅力そのものになることを訴えた。
最後に、日本政府観光局(JNTO)の柏木隆久理事はインバウンド数が増加し、観光業の市場拡大が期待されている中、コンシェルジュの質の高いサービスが、旅行者の満足度を向上させ、日本・地域のファンづくりにつながると説いた。
会場の様子。各テーブルにコンシェルジュ協会のメンバーが同席し、参加者をサポートした
日本コンシェルジュ協会
日本コンシェルジュ協会は、ホテルコンシェルジュの国際的組織レ・クレドール・インターナショナルの日本支部として1997 年に発足したレ・クレドール ジャパンのメンバーを中心に、日本国内におけるコンシェルジュの活動を更に促進させるため、2005 年4 月に発足。
発足:2005 年4 月
内容=コンシェルジュによる各種ミーティング/セミナーの開催/年次総会(年1 回4 月)/定例会(毎月第3 水曜日)/セミナーなど(随時)
会員=名誉会員2 名/コンシェルジュ・ホテル会員132 名/アドバイザー1 名/法人会員36 社
※ 全国17 都道府県に分布