同プロジェクトでは、国際性が高く、江戸文化を今に伝える名所が点在する赤坂エリアにおいて、国際水準の滞在機能や訪日外国人のニーズを満たす歴史・文化発信施設等の整備により、同エリアの国際競争力強化を推進すると。また、歩行者ネットワークの強化や地形を活かした緑豊かなオープンスペースの創出にも取り組むとしている。
森トラストグループは、同プロジェクトと2020年竣工に向けて虎ノ門四丁目において推進中の『東京ワールドゲート』により、伝統や歴史文化と日本各地の魅力を伝える新たな文化発信拠点を構築することで、観光先進国を目指す日本の成長戦略の実現に貢献するとしている。
なお、同プロジェクトは今回の認定に基づき、都市再生特別地区の都市計画決定がなされたとみなされる。今後、東京圏国家戦略特別区域の特定事業として、2024年度の竣工を目指し、計画の具体化を進めていくとしている。
計画地周辺地図
【(仮称)赤坂二丁目プロジェクト 計画概要】
所在地:東京都港区赤坂一丁目及び二丁目
用途:事務所、ホテル・サービスアパートメント、店舗、展示施設、診療所等
敷地面積:約15,700㎡
延床面積:約220,000㎡
階数/高さ:地上43階・地下3階/最高高さ約210m
構造:鉄骨造 一部鉄骨鉄筋コンクリート造
予定工期:2019年度~2024年度
【プロジェクトの特徴(都市再生貢献の内容)】
(1)国際競争力を高める文化発信・観光支援機能の導入
①地域内外の資源を活用し、集積する外国人のニーズを満たす歴史・文化発信施設の整備
②外国人の受け皿となる滞在施設の整備と観光情報・移動手段の提供
(2)歩行者ネットワークの強化と緑地の推進・防災性の向上
①重層的な歩行者通路の整備と広域的な電線類地中化による歩行者ネットワークの強化
②地形を活かした大規模緑地の整備(約5,000㎡)
③環境負荷低減の取組と防災対応力の強化
歴史・文化発信施設イメージ
山車展示イメージ
森トラスト(株)