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第29回 加藤淳子  ウエディングプランナーの役割 

第29回  海外のセミナーで大切なことは相手国をリスペクトすること

【月刊HOTERES 2018年01月号】
2018年01月19日(金)
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 中国は長い年月をかけて独自の文化を築いてきた歴史ある国で、なによりも日本の多くの文化は中国から伝わったものばかりです。特に漢字の伝来が日本語や日本文化の進展に大きな影響を与え、日本人は漢字から「カタカナ」や「ひらがな」を作りました。それだけに中国から恩恵を受けている事に、まずは感謝の意を表す事が重要だと思います。
 
 なんと言っても世界第二位のGDP を誇る経済大国です。
 一般の旅行客の行ないが悪いからと、中国人全ての人がマナーが悪いと決めつけるのは、いかがなものかと常日ごろから感じております。
 中国には中国の長い歴史の中に息づいた文化があります。
 中国人が並ばないのは、並んでいたらいつまで経っても自分の番がやって来ないから。大声で話すのは、人が多過ぎてなかなか聞き届けてもらえないからなどなど、お相手国の事情を理解した上で、十分な配慮をしなくては、こちらの一方的な話などは、聞き届けてはもらえません。まずは、コミュ二ケーションをしっかりととってから本題に入らせていただき、大変皆様に喜んでいただけました。
 
 今回のお客さまは上海在住のエグゼクティブな方々が中心で、もちろんグローバルにご活躍されている方もいらっしゃいましたが、正式なテーブルマナーについては皆様知らなかった事が多かったらしく、大変勉強になったとのお言葉をいただきました。最年少のお客さまは16 歳のお嬢様、お連れくださったお母様からは「娘の教育のためにも大変勉強になりました」とのご感想をいただきました。
 
 まだまだ、中国での教育事業の市場にチャンスはあります。マナー教育において失敗する日本企業の多くは、中国文化歴史を十分に理解せずに、日本のマナーを教えようとするからではないでしょうか? 中国の方は日本がマナー大国であるとは認知していない事を知っておくべきでしょう。

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