グローバル・ゲーミング社
日本国内広報
佐竹美帆氏
(問い合わせ)
本社
35 East Horizon Ridge Parkway #110-182,
Henderson, Nevada, 89002, U.S.A.
Phone +1-702-787-0100
Email: info@japanir.net
Website: www.japanir.net
(日本地方自治体向けサイト、2018年1月開設予定)
顧問弁護士&事業代表 Masayuki Nishida
日本国内広報 佐竹美帆
2016 年12 月にIR 推進法が成立。日本でカジノを合法化するための準備が始まった。2017 年4 月には内閣府有識者によるIR 推進会議が行なわれ、カジノの規制や罰則などを盛り込むためのIR 実施法案が着々と進行。早ければ2018 年通常国会において、IR 実施法案が成立しそうだ。IR 実施法が成立した後のステップとしては、自治体が事業主を選定し、国にIR 誘致の提案をする工程に入る。IR 誘致の上で重要となるのは、適切なパートナーを見つけることができるかどうか。特に、カジノオペレーターとの提携は大きなポイントとなる。そこで今回、海外カジノオペレーターの現状について、ネバダ州に本社を持ち、カジノオペレーターの格付けを行なう、グローバル・ゲーミング社の日本広報、佐竹美帆氏に聞いた。
カジノは世界152 カ国に存在する
❐ まずはグローバル・ゲーミング社について教えてください。
当社は現在、主に三つの業務を行なっています。それに加えて、2018 年1 月1日から新たな業務を開始し、四つの業務をメイン事業に据えています(表1)。
日本の状況からして、日本版IR 誘致を目指す自治体様へのアドバイス業務がこれからのメイン事業になると期待しております。
❐ 海外では何カ国が、どのような規模で運営されているのでしょうか。
当社調べですが、オンライン・ポーカー、クルーズ船カジノ、競馬、ドッグ・レースを含めると表2 のとおりです。152カ国、7691 施設で運営されています。
世界規模の売り上げの推定は21.2兆円(負け金額から勝ち金額を差し引いた金額)。その中でも、注目すべき地域・国家を挙げるとマカオです。マカオのカジノ施設数は2017 年時点で40 施設。カジノ利益は2016 年時点で2 兆7000 億円です。
全米カジノ収益は2015 年時点で約4兆4000 億円。そのうちネバダ州は1 兆2200 億円です。
全米インディアン居留区内カジノの収益は当社推定で3 兆2000 億円。カリフォルニア州インディアン居留区内カジノの収益は7800 億円、オクラホマ州内は4450 億円、フロリダ州内は2720 億円です。
❐ 経済波及効果で見た場合は。
カリフォルニア州インディアン居留区カジノを例に挙げると、2016 年時点で経済波及効果(カジノ収益を除く)は5520 億円、州内在住の従業員に支払った給与は3650 億円、州政府&管轄地方自治体へ支払った税金は440 億円(従業員所得税含む)でした。なお、カジノを含む統合型リゾート全従業員数は5 万1300 人です。