同社グループは、2015 年11 月に発表した中長期経営計画( -2025.3)において、デベロップメント分野での事業量・事業領域の拡大を重点戦略の一つに掲げている。その中でも「多機能」かつ「高い利便性」を有する街づくりとして「都市型コンパクトタウン」への取組みを強化している。同経営計画の発表以降、「オウカス」ブランドで展開する高齢者住宅の開発・参画につづき、今回、新たに「ノーガ」ブランドのホテル機能を追加したもの。同社グループにおいては、引き続き、「未来(あした)につながる街づくり」と「豊かな時を人びとと共に育む」事業を推進していくとしている。
以下、リリースのとおり。
■「NOHGA HOTEL(ノーガ ホテル)」について
日本のホテル市場は、一部高級シティホテルのほか、主に出張需要に対応するビジネスホテルが多数を占める状況にあります。一方で昨今は、増加する訪日外国人旅行者をはじめ、宿泊顧客のニーズは多様化し、ホテルに対しても単に利便性や経済性だけではなく、自分の好みやこだわりに合った質を求める動きや、滞在時間中の過ごし方を重視する動きが高まっております。
当社では、こうした現状をとらえ、『地域との深いつながりから生まれる素敵な経験』をコンセプトに、新たな価値を提供するホテルブランドを展開してまいります。
「NOHGA HOTEL(ノーガ ホテル)」では、洗練された上質感にこだわりつつ、ホテルが立地する地域に応じたデザインとするほか、地域の職人やデザイナーと連携したオリジナルの家具・備品・アートなどを配置し、ホテル内でその地域の文化を感じていただけるようにいたします。また、ロビーやラウンジをゆったりと広く採りながら、我が家のように居心地良くくつろげる空間づくりを目指します。
これに加え、宿泊ゲストと地域が深くつながることで、数多くの素敵な出会いを生み出していくため、ホテルスタッフが宿泊ゲストに地域の魅力を積極的に発信すると共に、地域の文化や歴史を体験できる様々なサービスを提供してまいります。
■NOHGA HOTEL 上野(UENO)
「NOHGA HOTEL 上野(UENO)」が立地する上野エリアは、上野公園や国 立西洋美術館等の文化施設や、ディープな下町文化が体験できるアメヤ横丁等の「観光資源」が充実しており、至近の浅草エリアと併せて数多くの観光客が訪れる賑わいあるエリアです。 また、江戸時代から続く江戸切子などの伝統工芸や、若手のデザイナー・クリエーターが多数集まるモノづくりの街でもあります。
Ⅰ:地域との繋がり
主な連携先は、日本初の黒の江戸切子を開発し、新たな江戸切子・ガラスを提案し続ける「木本硝子㈱」、デザインとしての家紋をコンセプトに洗練された家紋をデザインする「㈱京源」、日本の伝統技術と現代のライフスタイルに合わせたデザインのインテリア雑貨店「㈱SyuRo」などを予定しており、ホテル内のデザイン・備品等に活かしていく予定です。
また、周辺地域の職人・デザイナー・クリエーター・シェフ・ソムリエ等によるイベント・ワークショップをホテル内で定期的に開催し、様々な文化的体験を味わうことができるようにしてまいります。
■木本硝子 1931 年創業、ガラス食器を問屋として、工場や職人との関係とデザイナーによる新しい感性を融合させ、現代のライフスタイルに合ったオリジナルの江戸切子やグラスなどを製作。
■京源 着物に手描きで家紋を描き入れる職人としてのルーツを持つ三代目波戸場承龍、四代目耀次氏が「デザインとしての家紋」をテーマに江戸の感性を現代のライフスタイルに合わせたデザインへと昇華させ、企業や個人の紋意匠デザインやパッケージデザインを手掛ける。日本の文化に根付いた「形」を追求。
■SyuRo 日本の伝統や職人の技術、また福祉作業所でつくられるものなどをオリジナルブランドとして宇南山加子氏自ら企画開発を行い、生活で使い続けることのできる日常のデザインプロダクトを国内外へ伝える。
Ⅱ:キュレーター
ホテルの総合的なキュレーター※として黒崎輝男氏が参加し、お客様が居心地良く、快適に過ごせる空間・アート・備品等を提案していきます。館内アートは年に数回入替えを予定しており、お客様がいつ来ても楽しめるホテルを演出して参ります。
Ⅲ:インテリアデザイナー
ブランドコンセプトである『地域との深いつながりから生まれる素敵な経験』を、インテリアデザインを通して表現する新しい試みに、南部昌亮氏、大橋規子氏と共に挑戦します。時間を超えて継続的に変化する「場」を創り出すため、キュレーター、野村不動産ホテルズとの議論を積み重ねる中で最適な空間デザインを新しいホテルデザインとして設えて参ります。
南部昌亮氏
人が集う空間の心地よさとは、デザインの美しさと品質・機能性の調和と考えるフォワードスタイル。人の視点やライフシーンから発想したインテリアデザインの提案により、数々の都市型住空間を創造してきたデザインのプロフェッショナルカンパニー。2003 年フォワードスタイル株式会社設立。同社代表取締役。
大橋規子氏
空間を構成するカラースキーム仕上げ、仕様デザイン、コンセプトワークからフロアプラン、総合的なインテリアデザイン、ディスプレイやアートワークを含むインテリアコーディネートまでトータルに空間をデザイン。2015 年エンネデザイン株式会社設立。同社代表取締役。
両名とも、2004 年から野村不動産が開発する「PROUD 」シリーズ「OHANA 」シリーズのデザインを数多く手がけ、現在のブランドイメージに大きく寄与してきました。住宅に留まらず、ホテルデザインへの取組も開始しており、人が滞在する空間作りに挑戦し続けています。
Ⅳ:Web
今後以下の公式HP、SNS 等で世界中の人々に上野・台東区エリアの魅力を紹介してまいります。
公式HP :nohgahotel.com/
Facebook :facebook.com/nohgahotel.ueno
Instagram :instagram.com/nohgahotel_ueno/
Vimeo :vimeo.com/nohgahotelueno
■ブランド名の由来
ガイドブックには載っていない、人や地元文化がつくる地域の魅力と
出会う、
発見する、
触れる、
体験する、
そんな地域ならではの文化に触れることこそが思いがけない喜びであり、
こんな喜びが増えるほど、街はより魅力的になる。
地域との深いつながりから生まれる、素敵な経験をしてもらうこと。
それが私たちのコンセプト。
その思いがけない幸せ(=冥加(ミョウガ))・素敵な経験を
野村不動産グループが街づくりとして実現していくため
野村(NOMURA)が生み出す、思いがけない経験(MYOHGA)
=「NOHGA」と名付けました。
≪ブランド・ロゴデザイン≫
【物件概要】
所在地 東京都台東区東上野2 丁目60 番1 号(地番)
交通 JR 山手線・京浜東北線他「上野駅」 広小路口徒歩5 分
東京メトロ銀座線・日比谷線「上野駅」 3 番出口徒歩3 分
敷地面積/延床面積 966.57 ㎡(292.38 坪)/4,896.40 ㎡(1,481.16 坪)
構造・規模 鉄骨造10 階建
施設構成(予定) 客室:130 室(ダブル・ツイン・スイート他)、レストラン、フィットネス、ライブラリ、
ギャラリ、駐車場他
開業予定 2018 年秋
経営会社※ 野村不動産株式会社
運営会社※ 野村不動産ホテルズ株式会社
建築主※ NREG東芝不動産株式会社
設計/施工 清水建設株式会社
※当計画は、土地・建物を野村不動産グループのNREG 東芝不動産が保有します。野村不動産は同社と賃貸借契約を取り交わし経営会社として参画した上で、運営については野村不動産ホテルズに委託する予定です。なお、上記概要については、現時点での計画であり今後変更する可能性があります。
【物件所在地】
野村不動産(株)
https://www.nomura-re.co.jp/