2017.9.22 別冊
『日本版IRの全貌! The JAPANESE INTEGRATED RESORT』
本体価格5000円+税
A4変型 400ページ
日本版IRの全貌!
~「推進法」から「実施法」へと統合型リゾート実現の夢は広がる~
世の中の大きな動き、歴史的な転換という流れのなかで“潮目”という言葉が頻繁に使われる。「日本版IR(統合型リゾート:Integrated Resorts)の潮目が変わったのが2017年12月16日未明の臨時国会での「特定複合観光区域整備推進法案」が成立した時点であると言うことについては衆目の一致するところであろう。
法案成立の背景、経緯については後述するが、やはり大きな節目となったのは2017年12月16日時点であると分析出来る。関係者にとって、推進法の成立が齎す意味は想像以上に大きなものがある。既に、一般紙、新聞などでも全国の幾つかの候補地が噂されている。しかし、同法の特殊性や今後クリアーすべき項目をイメージすると、日本版IR実現のためのハードルはまだまだ高いと言わざるを得ない。さらに、同法の今後の成り行きも含めて、一番の課題となるのがそのスケジュール感。大凡、関係者の知見をまとめると、日本国内初の統合型リゾートの誕生は、2020年開催の東京オリンピック・パタリンピック以降、どんなに早くても2023年あたりに想定されている。
では、それまでの6年間に、政府、行政、地方自治体、カジノオペレーター、ホテル&旅館、アミューズメント、交通、スポーツ、コンベンション、ショッピングなど関係者は、どのようなビジネスモデルを構築し、ゴールを目指すのかが大きなカギとなる。本書は、まさにこのテーマのガイドの役割を任じている。新たな観光大国としての日本のあるべき姿、そのためのコンテンツ編成をどのようなストーリーで描いていくか、ここが大きなポイントになる。関係各位にとって、日本版IRの実現が、新たな日本の国家像を創り上げていくことへの期待感は大きなものがある。
本誌 村上 実(総論より一部抜粋)
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メインコンテンツ
■ FROM THE PUBLISHER /太田 進
■ The JAPANESE INTEGRATED RESORT
近未来観光戦略の主要コンテンツとしての統合型リゾートの誕生!
成長戦略のキーワードは「日本文化」と「エンターテインメント」
■ 特集Ⅰ日本版IR、および、わが国の観光業を
俯瞰する9 人の賢人が吼える
IR 議連 会長 細田博之氏/ IR 議連 幹事長 岩屋毅氏/ IR 議連 事務局長 西村康稔氏/大阪府 知事 松井一郎氏/和歌山県 知事 仁坂吉伸氏/一般財団法人日本総合研究所 会長 寺島実郎氏/小西美術工藝社 代表取締役社長 デービッド・アトキンソン氏/「NOBU」 オーナーシェフ ノブ・マツヒサ(松久信幸)氏/大成建設 常務執行役員 芝山哲也氏
■ OPINION
日本版IR の全貌!
~「推進法」から「実施法」へと統合型リゾート実現の夢は広がる~
■ 特集Ⅱ
IR 候補地、そして自治体の思惑を図る
虚々実々の状況、本音と建て前とは
エイチ・アイ・エス 代表取締役会長兼社長 澤田秀雄氏/ IR 候補地の構想(長崎、横浜、大阪、各自治体)
■ 特集Ⅲ
日本版IR を成功に導くキーパーソン
IR 推進会議 議長 山内弘隆氏/拓殖大学 客員教授 西川りゅうじん氏/ IR 推進会議 委員 美原融氏/ IR推進会議 委員 渡邉雅之氏/東洋大学 准教授 佐々木一彰氏
■ 特集Ⅳ
世界を魅了するIR
カジノ都市の現在を探る
マカオ/ラスベガス/シンガポール/韓国/諸外国における公租公課
■ 特集Ⅴ
日本版IR への参画の意思を示すオペレーター
ギャラクシー・エンターテインメント・グループ/メルコリゾート&エンターテインメント/ハードロックジャパン/マリーナベイ・サンズ/ MGM リゾーツ・インターナショナル/ウィン・アジア/ラッシュ・ストリート・ゲーミング/グランカジノ・ルツェルングループ
■ 特集Ⅵ
各国のIR を知り尽くした見識者
日本版IR を期待する声
ホテルオークラ 開発営業本部長 門脇五郎氏/ドリームファクトリーワールドワイド CEO 榊原信行氏/リード・エグジビションズ グレーター・チャイナ ヴァイス・プレジデント ジョセフィーヌ・リー氏/ PwC コンサルティング シニアマネージャー 寺田匡宏氏
■ 特集Ⅶ
メディアから見た日本版IR
電通/アミューズメントプレスジャパン/フレンド
リージャパン/本誌・編集部
■ 特集Ⅷ
これが日本文化の象徴だ!
ホスピタリティーから金箔アートまで
裕人礫翔氏/日本橋地域ルネッサンス100 年計画委員会/一般社団法人日本橋アーカイブ/日本橋経済新聞/自遊人/吉本興業/エム シイ エス/神田明神下みやび/フェイス
■ 特集Ⅸ
飲料大国ニッポン 酒は世界の共通語だ
本誌・編集部/一般社団法人日本ワイン協会/南部美人
■ 特集Ⅹ
日本が誇る設計・デザイン
KKS Group(観光企画設計社グループ)/山下ピー・エム・コンサルタンツ/竹中工務店/鹿島建設
■ 特集Ⅺ
ディーラースクールの現状
日本カジノ学院/主なカジノ用語/日本カジノスクール
■ 特集Ⅻ
日本版IR を支える裏方~必ず知っておきたい企業~
ブリックス/ティーケーピー/グリーンディスプレイ/共同印刷/キューコ・ジャパン/パシフィカ・キャピタル/シービーエス/ゼロングループHD /ハセガワエスティ/延田エンタープライズ/イヴレス/ピーサポート
■ 特集ⅩⅢ
IR 関連法規
必ず押さえておきたいポイント
特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律/附帯決議/ホテル格付けの最新事情(ホテル格付研究所)/旅館業法の抜本的改正によって起こる宿泊業革命(財団法人宿泊施設活性化機構)/急務となる食の安全対策と国際標準化(フードコンサルタント)/日本型IR に関する若干の考察(GT 東京法律事務所)/ IR に関する法的問題(西村あさひ法律事務所)/日本版IR に期待することは国内ツーリズム産業の活性化(一般社団法人日本旅行業協会)