前号でご紹介した通り、今回はホテルとして新しいブランドを目指しているため、企画開発のスタートは「お茶をテーマにすることでどんな価値があるのか」といったブランドの核になる部分を話し合いました。現在、ホテルデザインもある程度固まってきており、ウェブサイトをはじめ、パンフレットといったプロモーションに関わる段階に入っていますが、当時ブランドの根幹に関わる話をしっかりとできたことが、時間の経過とともに意義のある、そして今回のホテル開発において最も重要なものであったと感じています。
ブランドの本質をしっかりと固められたおかげで、ホテルデザイナー、ウェブデザイナー、グラフィックデザイナー、BGM のセレクター等に新規ホテルブランドの世界観、私たちが作りたいものを明確に伝えることができ、ブランドとして統一したイメージを作っていけると思っています。
連載 15
濱田 裕章 小さな会社のブランド構築
連載 15 新橋六丁目計画 開発準備
【月刊HOTERES 2017年05月号】
2017年05月12日(金)