© FAUCHON
パリ発・美食のトップブランド「FAUCHON(フォション)」は、フルーツ〜オープンしたことをキッカケとして、1886年に誕生したブランドだ。そして現在、フォションは世界40 カ国以上に進出、日本では髙島屋に19 店舗、全国で30店舗を展開している。フォション設立130 周年を機に2016年11 月24 日にフラッグシップストアである「フォション・パリ」本店をリニューアルオープン、そして2018 年に開業するホテルの全ぼうについて、ミシェル・デュクロ会長兼CEO に聞いた。
フォションは品質がすべて
□フォション設立130 周年、誠におめでとうございます。これだけ長い歴史のある企業のトップとして、どういう思いで日々、取り組まれていますか。
常に創業者のオーギュスト・フォションだったら時代に合わせて何を提供するのだろうか、を考え行動するようにしています。創業者は当時としてはとてもモダンな、そして先進的な考え方を持った人だったと思います。われわれも創業者の意思を引き継ぎ、商品開発のレベル、スタッフのスキル、知識の向上、常に美食界のトッププロとして振る舞えるように学び続ける組織でありたいと思っています。また、激化する競争の中、時代のトップを走れるように私自身が学ぶことを怠らないように意識しております。
□常に学ぶ姿勢があるから、新しい商品やヒット商品が生まれてくるわけですね。
昔からアイデアやヒントは、常に社外にあると思っています。社内で過ごす時間よりも外に出て、さまざまなお客さま、異業種のブランドから刺激を受け、自分たちの商品開発にプラスになるように意識的に行動するように心掛けています。
□フォションは日本でも有名なブランドで、多くの女性層に支持されているように思えます。
ありがたいことです。日本のお客さまは世界でのレベルが高く、フォションにおいて重要なマーケットです。日本では髙島屋様をはじめ、多くのパートナーと一緒になって展開しております。皆さまと意見交換し、フォションが高品質を保ち続けるためにはどうするべきか、新たな商品を開発するためには何が必要なのかを常に考えています。この業界でトップを走るためには、なんといっても品質がすべて。品質チェックには最も注力を注いでいます。