10 年間ブライダル専門学校の講師を経験し、数多くのウエディングプランナーを養成してきたのが、トータルライフコンシェルジュとして活躍中の㈱ティーライフ環境ラボ 加藤淳子社長だ。指示待ちの若者が増えている中、“ 教えれば熟す器用は持ち合わせている”という信念のもと、さまざまな視点から人材育成に向けた連載を6 月3 週号よりスタート。「ウエディングプランナーの心構えのリニューアル必須」を題材に書き上げていただいた。
10 年間ブライダル専門学校の講師を経験し、数多くのウエディングプランナーを養成してきたのが、トータルライフコンシェルジュとして活躍中の㈱ティーライフ環境ラボ 加藤淳子社長だ。指示待ちの若者が増えている中、“ 教えれば熟す器用は持ち合わせている”という信念のもと、さまざまな視点から人材育成に向けた連載を6 月3 週号よりスタート。「ウエディングプランナーの心構えのリニューアル必須」を題材に書き上げていただいた。
プロトコールという言葉はサービス業のプロでしたら、ほとんどの方々が知っている言葉ですが、その由来や歴史について、きちんと説明できる人がどれだけいらっしゃるでしょう。大切なことは、知っていることでなく、言葉の意味をしっかりと理解し、説明できることです。
プロトコールとは、辞書で調べると議定書・条約・コンピューターの通信規約と書かれていますが、ここでいうプロトコールは公式な国際儀礼のことです。つまり、国同士が文化や宗教のちがいを超えてスムーズに交流するように定めた国家間ルールです。その発祥の地はイタリアであり、最古のプロトコールは16 世紀ジョバンニ・デッラ・カーザが枢機卿フロリモンテの依頼を受け、訪れる客人たちの習慣や宗教の異なる人たちに対してのルールブックである「ガラテオ」と呼ばれるマナー本を書いたのが始まりでした。