先週に続き沖縄レンタカーの話。レンタカーを借りるのに、空港についてから乗るまでに1時間半から2時間かかるケースも出てきて利用者の不満は爆発しそうになっている、ということをレポートした。不満は利用者だけではない。観光業界でも沖縄のイメージを悪くするなどの声も出始めており、レンタカー業界としても対策に頭を悩ませている。
そうした中で登場したのが新しいシステムで評判を呼んでいる「グレイスオキナワ」(大城友和支配人)だ。パラダイスレンタカーを経営するWBF(ホワイト・ベアーファミリー、近藤康生社長)が新部門として立ち上げたものでインバウンドの旅行者に特に人気だ。
母体となっているパラダイスレンタカーの所有台数が700 台なのに対して「グレイスオキナワ」は50 台と少ないが、売り上げは従来と比べ1 台当たり3 倍を超す。外国車も含めおしゃれな車をそろえ、待ち時間を極端に少なくしたことが人気の最大の理由のようだ。
本誌 松沢良治 ニュースな話&人物クローズアップ
沖縄レンタカーに新タイプ ②
【月刊HOTERES 2016年08月号】
2016年08月12日(金)