4 月25 日、トリップアドバイザー㈱より今年で7 年目を迎える「行ってよかった! 朝食のおいしいホテルランキング2016」が発表され、ホテルピエナ神戸が4 年連続の1 位を獲得した。マーケットの変化や多様化する顧客ニーズの中で、変わらぬ評価を獲得し続ける舞台裏では何が起きているのか。初受賞から4 年、総支配人の長野氏にあらためてお話を伺った。

ホテルピエナ神戸 長野輝裕総支配人。
他業種で培った経験が、純粋に顧客満足を目指す姿勢につながっている
ホテルピエナ神戸が日々目指すもの
「行ってよかった! 朝食のおいしいホテルランキング」4 年連続受賞おめでとうございます。
ありがとうございます。以前のインタビューでも申し上げました通り、本来ホテル業績向上を目的とした朝食への取り組みがこのように評価され、稼働率や好調な業績の維持につながっていることを、本当に嬉しく思います。おかげさまで、昨年は年間平均稼働が92% という過去に例のない数字で推移し、多くのお客さまを迎えることができました。またゲストの増加に伴う口コミやゲストコメントが、スタッフのモチベーション向上にもつながるなど、よい循環の中にあると感じています。
高い評価獲得のために、普段のオペレーションやスタッフとの関係の中で、何か意識されていることはあるのでしょうか。
90 室の宿泊に特化したホテルであり、たくさんの部著があるわけではないのですが、部署間の連携を大事にしています。口コミの良し悪しは投稿いただけるかどうかも含め、お客さまの満足度に直結しており、その獲得にはひとつの部署だけが取り組んでも仕方がありません。そして私たちが目指しているのは、常に5 点の評価です。「このホテルに来てよかった」と思っていただくためには、3 点でも4 点でも足りません。常に最高の評価を目指しているからこそ、スタッフ全員の協力が必要不可欠だと考えています。