同社は第 7 次中期経営計画(2015~2017)の目標の一つとして、グローバル対応を強化し、外国人ゲストを拡大することを掲げている。具体的には、同社店舗を利用する年間 26 万人の外国人ゲストを、2020 年までに、36 万人以上に増やすもの。今年度は、訪日外国人客数の増加に伴い、12 月末の時点で、すでに 21 万人を超えており、年間 30 万人に近い結果になる見込み。そのような状況に合わせ、グル―バル対応のさらなる強化を図るとしている。
今年の春節(旧正月)は 2 月 8 日(月)で、休みの期間は、7 日(日)~13 日(土)までの 7 日間。それに向け、中国人観光客に対する、同社の対策について以下の3点が発表された。
以下リリースのとおり。

■販促物の中国語化
現在、株式会社ワンダーテーブル(以下、ワンダーテーブル)は、英語バージョンのメニューを全店に用意しています。しかし、他の言語のメニューは対応していません。春節に向け、中国人の利用客が多い、新宿、渋谷、池袋、浅草の 4 エリアの全店舗の販促物の中国語バージョンを用意します。具体的には、グランドメニュー、ランチメニューと看板です。また、ウォシュレットの使い方や食べ方など、説明が必要なものも中国語のポップで案内していきます。今後は、将来的に訪日観光客の増加が見込める店舗にも、中国語バージョンの販促物を用意していく予定です。

■フリーWEB サイト
ワンダーテーブルは、2015 年 7 月より、海外の外国人が多く利用する、Trip Advisor や Yelp 等のフリーWEB サイトを積極的に利用しています。現在では、全店のページを登録し、お客様からいただいたコメントに対しタイムリーに返信を行っています。また、店の入り口に、ステッカーを貼り、訪日観光客にコメントの入力を促しています。当社では、これらを国内の有料 WEB サイトと同じく重要な WEB サイトとして捉えています。

■iPad ソフトメニュー
ワンダーテーブルでは、2015 年 8 月より、iPad を使用したソフトメニューを試験的に導入し始めました。「iPad ソフトメニュー」では計 12 ヵ国語でメニューを表示させ、お料理と使用食材を閲覧できます。画像も付加しているので、指さしでオーダーも可能です。また、メニューだけでなく、動画でしゃぶしゃぶやすき焼きの食べ方を確認することができるため、食べる楽しさをより一層提供できると考えています。現時点では、新宿エリアの 4 店舗で導入していますが、7店舗にも導入し、計 11 店舗で活用していきます。
【会社概要】
会社名:株式会社ワンダーテーブル
本社所在地:〒163-1422 東京都新宿区西新宿 3-20-2 東京オペラシティタワー22 階
URL:http://www.wondertable.com/
役員:代表取締役社長 秋元巳智雄
資本金:8 千万円
設立:1946 年 7 月 30 日
事業内容:飲食店の経営、フランチャイズチェーンシステムによる飲食店の募集・加盟店の指導
店舗数:国内:58 店舗(モーパラ・鍋ぞう 30 店舗、その他 28 店舗)、海外:51 店舗