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IHGホテルズ&リゾーツ、新たな福利厚生プログラムを日本に導入

国内ホテル向けに設計した新たな福利厚生プログラム「マイ・ベネフィット」導入で有能な人材の維持・確保を強化

2025年02月19日(水)
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 IHGホテルズ&リゾーツは、2025年1月より、次世代のホテル業界を担う有能な人財の採用・育成・留保を目指し、国内ホテル向けに設計した新たな福利厚生プログラム「マイ・ベネフィット」の導入を開始。2月12日には、本プログラムに関するメディア向け説明会を行なった。
 2021年にオーストラリアで導入した「マイ・ベネフィット」は、従業員の就労状況や成長に対するアシストを加味した多彩な制度を網羅したプログラム。実施後のオーストラリアでは好影響をもたらしていることから、日本での導入に踏み切った。また、日本への導入に際し、IHGの国内6ホテルに勤務する従業員約800名を対象にアンケートを実施。既存の福利厚生のさらなる改善や今後拡充してほしい制度についての情報収集を試みたという。
 最多のニーズは「公正な給料」で70%、次いで「良い同僚や上司と共に働くこと」69%、「パフォーマンに応じたインセンティブ」と「有給休暇」が共に65%、「長期病休時の給与保障」62%、「年次休暇を自由に使える環境」60%。また「同僚や上司からの承認や称賛」が59%、「柔軟な働き方」が55%として、先の「良い同僚や上司と共に働くこと」を含めた就労環境に関するニーズに対して実現していくという。日本でのマイ・ベネフィットは①Room to Belong(心地よくいられる場所)、②Room to Grow(成長できる場所)、③Room to Make a Difference(変化をもたらすことができる場所)という、IHGが従業員に提示している三つの約束を軸に設計された。
 具体的には、①はバースデー休暇や世界基準それ以上の日数の公休(有給・疾病休暇)、従業員レート。②はIHGユニバーシティ(プログラム制度の用意)、人材育成推進プログラム、国内外の異動オプション。③Journey to Tomorrow(責任ある旅の未来を創造していくためのコミットメント)、Giving for Good(地域社会や地球に貢献するための社会貢献活動)のもと、IHGが推進する様々な社会活動への参加などを示しているという。

IHGホテルズ&リゾーツ 日本&マイクロネシア マネージングディレクター 兼 IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社 CEO アビジェイ・サンディリア氏
IHGホテルズ&リゾーツ 日本&マイクロネシア マネージングディレクター 兼 IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社 CEO アビジェイ・サンディリア氏

 中でも、18カ月間で総支配人を目指すプログラム「Journey to GM」は、2021年から日本のプロパティでも導入しており、受講者19名のうち7名が現在総支配人を務めているほか、女性リーダーの育成プログラム「RISE」や「Journey to Commercial Manager」、「Journey to Financial Manager」など成長プログラムによる実績を着実に伸ばしている。
 IHGホテルズ&リゾーツ 日本&マイクロネシア マネージングディレクター 兼 IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社 CEO アビジェイ・サンディリア氏は「IHGユニバーシティなどの能力開発プログラムは、現在のスキルが希望するポジションに満たないこと、そして実現するために習得できるプログラムであり、才能ある人を流出させず成長をサポートするもの」と強調。従業員にとって就労におけるあらゆる環境整えていく構えを示した。
 IHGホテルズ&リゾーツは、世界100ヵ国以上で19ブランドを展開。国内では「インターコンチネンタル」「ホリデイ・イン」など9ブランド・50軒超のホテルを展開。今後も精力的にリブランド展開することも明らかにしており、優秀な人材の育成・確保が不可欠になってくる。

福利厚生プログラム「マイ・ベネフィット」によるステップアップイメージ
福利厚生プログラム「マイ・ベネフィット」によるステップアップイメージ

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