一般社団法人全日本ホテル連盟(本部・東京都千代田区)は2月12日、会員ホテルの2025年1月客室利用率の調査結果を発表した。回答ホテル数は227軒の協力ホテルのうち117軒、調査結果は速報値となる。
同調査によると2025年1月の全国平均は73.1%、前年同月71.2%と1.9ポイント増の結果となった。全国平均では前年実績を上回ることとなったが、東北、東海、北陸、中国、四国、九州とほとんどの地域で前年を下回った。
近畿地域では75.8%と前年同月差8.0ポイント増で推移し、大阪市を主に、京都市、神戸市の数値が近畿平均を大きく押し上げた。また、東京は84.9%と引き続き80%を上回ることとなった。
全国的に春節により月末に中国人客が増加したとのコメントが多く寄せられたが、航空機事故の影響で韓国人客の集客が弱かったとの報告が複数あったとのこと。なお、北海道では雪を目当てに豪州、東南アジアからのインバウンド集客が好調であったと述べる。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp