「星館」外観
別府温泉 杉乃井ホテル(所在地:大分県別府市、以下「杉乃井ホテル」)は、客室棟「星館」を25年1月23日(木)に開業した。
24年8月に創業80周年を迎えた同ホテルは、2019年より大規模リニューアルを行い、「杉乃井ホール」、カジュアル棟「虹館」の開業、屋外型温泉「アクアガーデン」の噴水ショー、ボウリング場も「SUGINOI BOWL & PARK」として刷新した。
23年にはフラッグシップ棟「宙館」の開業、大展望露天風呂「棚湯」のリニューアル、今回25年1月23日に「星館」の開業となった。同ホテルは、さまざまなライフステージで温泉リゾートを楽しめる施設を目指し、ゲストの心を彩る時間を提供する。
また、21年に発足した地域共創チームでは、伝統工芸品「竹細工」を使用したアート作品の展示など、国内外から訪れるゲストに向けて、別府の新たな魅力の発信を行っていく。
新客室棟「星館」
「星館」は、和をテーマにした館内で、豊かな温泉情緒を感じながらゆっくり過ごすことができる和洋室も用意されている。別府湾を望む景色を主役とした和モダンテイストのロビーや、水盤テラスでは別府湾と一体に感じられる水面が揺らめく景色を楽しむことができる。
「星館」フロント
水盤テラス
レストラン「和ダイニング星 HOSHI」
最上階のエレベーターを降りてすぐ目に留まる壁画アートは、日本庭園の枯山水をモチーフにしたリアルな擬岩に、水・空・星をイメージしたプロジェクションマッピングがゲストを迎える。レストラン内の壁面はガラス張りに、高さ約6mの天井は一部が天窓になっており、開放感溢れる空間にて別府湾や別府の街並みを眺めることができる。また、古民家に飾ってあった古材をそのまま再利用した欄間が、現代の空間にも温かみと風情を加え落ち着いた印象を演出する。
同ホテル自慢のライブキッチンでは、寿司職人が握る県産魚を使った寿司や刺身に加え、海の幸を目の前で焼き上げる藁焼き、炉端焼きの香ばしい香りが広がる。
スイーツはスイーツ界の巨匠、ORIX HOTELS & RESORTSコーポレートエグゼクティブペストリーシェフ 鈴木 一夫氏が手掛けたプリンやソフトクリームに加え、大分の郷土菓子“石垣もち”を始めとした和スイーツも並ぶ。ちょうちんをモチーフにした照明など、お祭りや屋台をイメージした会場で、和を中心とした食事を楽しめる。
「和ダイニング星 HOSHI」内一部
地域との取り組み
21年にオリックスグループは「地域共創プロジェクト」を開始し、新たなチームを発足した。オリックス不動産・立命館アジア太平洋大学と産学連携「友好交流に関する協定」を締結。将来の観光産業を担う人材の育成と地域活性化を目的に、オリックスグループのもつ経営ノウハウなどを学生達が学びながら、地域の課題や新しい観光資源を創出する取り組みを行っている。また、別府市の伝統工芸品“竹細工”の認知拡大に寄与するため、竹細工とハロウィンを組み合わせたイルミネーション、竹灯りを行うなどの活動を行ってきた。同ホテルは今後も地域の新たな魅力を発信していく。