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帝国ホテル、「帝国ホテル 京都」に関する進捗を発表

旧弥栄会館のリブランドホテルの名称およびロゴを発表、「帝国ホテル 京都」として2026年春開業

2025年02月03日(月)
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弥栄会館のリブランドホテルは「帝国ホテル 京都」
弥栄会館のリブランドホテルは「帝国ホテル 京都」

英字「帝国ホテル 京都」のロゴ、開業は2026年春予定
英字「帝国ホテル 京都」のロゴ、開業は2026年春予定



 帝国ホテルは、京都に開業する新規ホテルの名称およびロゴの発表を2025年1月29日に開催した。
 2026年春に開業する新規ホテル「帝国ホテル 京都」は、京都・祇園甲部歌舞練場敷地内の弥栄会館(やさかかいかん)の一部を保存活用したもので、帝国ホテルブランドのホテルとしては、東京、上高地、 大阪に次いで4軒目。1996年の「帝国ホテル 大阪」以来、30年ぶりの新規開業ホテルとなる。国の登録有形文化財ならびに京都市の歴史的風致形成建造物である弥栄会館は、建物の老朽化や耐震性の問題により、長らく本来の用途である劇場を含む大部分が使用されずにいたが、現代のニーズに合わせたホテルに再生しながら未来へつなぐプロジェクトが始動。外壁や構造体の保存、外壁タイル・テラコッタの保存と再利用、銅板 屋根や飾り金物の復元などによって、約90年前の風景を未来へ継承する。
 本プロジェクトのPRコンセプトは「次は、寛ぎの舞台へ」。“京都のレガシー”と“伝統ある日本のホテルの最高のおもてなし”が掛け合わされた唯一無二の時間を過ごせる場所として定めたという。
 会見では、本プロジェクトに関わる㈱大林組の設計統括、施工統括、建築設計、構造設計より面々が登壇し、「躯体一部保存+外壁2面 保存・増改築」によるホテルへの再生について解説。シンボリックな弥栄会館のシルエットや特徴的な意匠を引き継ぐために、①外壁の保存、②銅板屋根の復元、③外壁タイルの保存(オリジナルのタイル16,387 枚:解体前建物全体の10.6%を生け捕る)、④外壁テラコッタレリーフの保存などの作業詳細を説明した。なお、総事業費(概算)約124億円強を見込んでいるという。
 

大林組の設計統括、施工統括、建築設計、構造設計メンバーが登壇
大林組の設計統括、施工統括、建築設計、構造設計メンバーが登壇
帝国ホテル  京都プロジェクト推進部京都開業準備室長 坂田玲子氏
帝国ホテル 京都プロジェクト推進部京都開業準備室長 坂田玲子氏
帝国ホテル  京都における新規ホテル(本棟)の外観イメージ※右側の建物は歌舞練場玄関部分  (提供:帝国ホテル)
帝国ホテル 京都における新規ホテル(本棟)の外観イメージ※右側の建物は歌舞練場玄関部分 (提供:帝国ホテル)
帝国ホテル  京都における新規ホテルの正面玄関部分完成イメージ  (
帝国ホテル 京都における新規ホテルの正面玄関部分完成イメージ (

 
【帝国ホテル 京都 建物の概要】
https://www.imperialhotel.co.jp/kyoto
所在地:〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側570‐2/敷地面積:3,623.17㎡/延床面:10,804.24㎡/階数・高さ:地上7階、地下2階・31.50 m/構造:鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造/主要用途:ホテル/客室数:55室、付帯施設:レストラン、バー、ウェルネス施設(スパ、プール、フィットネスジム)ほか/契約形態:土地賃借/内装デザイン:建築家・榊田倫之(㈱新素材研究所 代表取締役所長)/着工時期:2022年4月/竣工時期:2025年10月/開業日:2026年春予定
 

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