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REPORT 奈良県宿泊施設立地セミナー2024 in 東京

奈良県宿泊施設立地セミナー2024 in 東京

2024年11月29日(金)
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奈良県 知事 山下真氏
奈良県 知事 山下真氏
橿原市長 亀田忠彦氏
橿原市長 亀田忠彦氏
吉野町長 中井章太氏
吉野町長 中井章太氏
森トラスト㈱ 常務取締役 増永義彦氏
森トラスト㈱ 常務取締役 増永義彦氏

2024年11月13日、奈良県は東京マリオットホテルで「奈良県宿泊施設立地セミナー2024 in 東京」を 開催した。同セミナーは奈良県への宿泊施設の進出を検討する企業などを対象にしたもの。セミナーは奈良県知事の 山下真知事と、森トラスト㈱の増永義彦常務取締役が講演。当日は、亀田忠彦橿原市長と中井章太吉野町長も出席。 事前予約制で、当日は約120名のホテル関係者が集まった。
 

 まず、2020年に開業した「JWマ リオット・ホテル奈良」、23年に開業した「紫翠 ラグジュアリーコレ クションホテル 奈良」の開発に関わった森トラスト㈱の増永義彦常務取締役が「奈良県の観光ポテンシャルと森トラストのホテル開発事例」と題して講演した。増永氏は 「京都府は観光客入込数で奈良県の3倍、ホテル客室数で4倍、観光消費額で7倍の規模である。特に奈良県は大阪府や京都府に比べて観光消費額が低いことから、高単価の消費につながる外資系ホテルの誘致が重要ではないか」と問い、外資系ホテルの進出が奈良県の観光ポテンシャルをさらに高める可能性 があることを述べた。

 続いて、奈良県の山下真知事が『奈良県を「宿泊したい観光地」へ ~奈良県での宿泊施設立地のお誘い ~』と題して講演。山下知事は同セミナーを通じて「①奈良県の紹介」「②エリアごとの紹介」「③奈良県の魅力」「④取り組み」を参加者に伝えた。 
「コロナ禍前の令和元年の情報となるが、奈良県の観光訪問外客数は約350万人で全国5位。しかし、外国人延べ宿泊者数は約54万人で全国24位と乖離がある。そこで本県としては、「宿泊客の増=観光消費額の増⇒県内観光GDPの増」を図りたいと考え、宿泊施設の誘致活動に注力している」と山下知事は説明した。

 また、奈良県観光戦略本部が掲げるKPI(数値目標)である2030年度までに、観光消費額4200億円(19年:1807億円)、1人当たり観光消費額を宿泊3万1000円(同2万4807円)、日帰り6,000円(同4569円)、延べ宿泊者数500万人(同273万人)を設定しているという。なお、亀田忠彦橿原市長と中井章太吉野町長も応援に駆け付け、各地域の魅力を強調し、宿泊施設誘致に関して積極的な姿勢を伝えた。

 セミナー後は懇親会も行なわれ、都内でホテルを運営する企業は「チャンスがあれば関西圏でのホテル進出も視野に入れている。知事の説明はとても参考になった」。既に奈良県でホテル計画がある企業は「森トラストの話を聞き、奈良県の宿泊需要は十分あると感じた」。セミナー後のアンケート調査では参加者の9割が大変満足・満足の回答で、奈良県へのホテル進出を検討するうえで参考になったという声が多かった。

 

奈良県セミナー関連ページ
 

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