公益社団法人日本観光振興協会
理事長
最明 仁 氏
新年のご挨拶
昨年は訪日外国人旅行者数が過去最高の3500万人を超え、日本各地の観光地は活況を呈しました。一方で人材不足や一部地域では過度な混雑が常態化するなど、課題にも直面しています。
観光産業が持続可能な形で成長を遂げていくためには、DXの推進により収益力を高めることが欠かせません。当協会では昨年、地域のマーケティングデータ戦略ツールである「日本観光振興デジタルプラットフォーム」を構築し、全国の自治体や一般企業に広く提供を開始し、効率的かつ効果的な取組実現に活用いただいています。
今年は「大阪・関西万博」が4月に開幕します。世界中から観光客が集まり、関西のみならず日本全体が世界的潮流をとらえた観光地として、脚光を浴びる絶好の機会です。また、5月には「日台観光サミット」を鳥取県にて、9月には中部圏初となる「ツーリズムEXPOジャパン」を愛知県にて開催します。
当協会はこのような機会を活かし、あらゆるステークホルダーとともに、持続可能な観光地域づくりを軸に観光産業の発展を目指します。さらに、観光が我が国の経済発展と諸課題解決に貢献できるよう取り組み、観光の価値向上にまい進する一年にしてまいります。
最後に皆様の今年一年のご多幸をご祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。