ログイン
検索
  • TOP  > 
  • 記事一覧  > 
  • 西武ホールディングス、東京ガーデンテラス紀尾井町の流動化
西武HD、東京ガーデンテラス紀尾井町を売却

運営する「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町, ラグジュアリーコレクションホテル」は継続、今後の開発拠点は「日本の玄関口」品川エリアへ

2024年12月13日(金)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


(株)西武ホールディングスは、東京ガーデンテラス紀尾井町の流動化に関する基本協定書等締結に関する会見を2024年12月12日、開催。(株)西武リアルティソリューションズが保有する「東京ガーデンテラス紀尾井町」(東京都千代田区)の信託受益権を、米投資ファンド運営会社・ブラックストーンが運営する不動産ファンドへの譲渡を発表した。同社は、5月9日に公表した「西武グループ長期戦略2035」における「不動産事業を核とした成長戦略」にてキャピタルリサイクルを推進していた。譲渡価格は約4,000億円、譲渡益は約2,604億円(アドバイザリー費用含まず)という。
 同社によると、「キャピタルリサイクルを核にグループホテルや都市交通の発展を強化していく。ホテル事業においてはプロ集団の強化を果たすことで、観光立国の担い手として“プリンスブランド”のブラッシュアップに注力する。グローバルオペレーターとしての伸びしろ(サービスクオリティ、付加価値、人材投資、基幹ホテルのバリューアップ)および海外施設への投資も視野に入れている」。特に、品川プリンスホテルの改修費に多く充てることを示唆し、「日本の玄関口」である品川エリアのポテンシャルを強調。「2026年までにエリア内の四つの施設の改修作業を段階的に行なう」という。また、想定以上に上振れた譲渡益の使途については、「高輪、品川、新宿、高田馬場などの不動産再開発のほか、リゾート(軽井沢・箱根・富良野・日光など)の開発、地球環境の保全など社会的な役割に寄与しながら株主還元なども果たしていく」。
 2016年7月に誕生した東京ガーデンテラス紀尾井町は、11年3月に閉業したグランドプリンスホテル赤坂(旧・赤坂プリンスホテル)跡地の再開発事業。延床面積は約23万㎡、敷地内の地下は連結されており、オフィス、ホテル、レジデンスなどで構成されている。

月刊HOTERES[ホテレス]最新号
2024年12月15日号
2024年12月15日号
本体6,600円(税込)
【特集】本誌独自調査 全国ホテルオープン情報
【TOP RUNNER】
スタジアムシティホテル長崎(株)リージョナルクリエーション…

■業界人必読ニュース

■アクセスランキング

  • 昨日
  • 1週間
  • 1ヶ月
CLOSE