東京建物株式会社（本社・東京都中央区）とThe Ascott Limited（日本支社・東京都港区）は2029年度下半期、全92室の「SEN/KA TOKYO by The Crest Collection」を開業する。
 　東京都中央区⼋重洲1-１に位置し、東京建物社が再開発組合の⼀員として推進する「⼋重洲⼀丁⽬北地区第⼀種市街地再開発事業」の 4フロア（6〜9 階）に展開、延べ床面積は約7100㎡。
 
　The Crest Collection（クレストコレクション）は、アスコットがグローバルで展開する14ブランドのうち最上位ラグジュアリーブランドに分類し、現在世界で 7軒を運営している。同ブランドはその⼟地や建物に紐づくストーリーを持っているのが特徴である。
　同ホテルの計画地はかつて呉服町と呼ばれ、江⼾時代将軍のお膝元として栄えたことから、「江⼾の御⽤呉服店（ごようごふくだな）」をコンセプトに「SEN/KA TOKYO」（SEN＝染、繊、選＋KA＝家）と命名された。
 
　東京建物社 代表取締役専務執⾏役員の⼩澤 克⼈氏は「計画地である⼋重洲エリアは当社創業の地であり、当社が現在周辺エリアで進める複数の再開発との相乗効果も期待できることから、本再開発事業は当社にとって、極めて重要なプロジェクトであると位置付けています。『SEN/KA TOKYO by The Crest Collection』では呉服にまつわる⽂化や伝統、技法を施設計画やソフトサービスにふんだんに取り⼊れることを予定しています。当社ホテル事業は今後、本事業含め⽇本未進出のブランドの出店を予定しています。これからも総合不動産デベロッパーとしてのノウハウを⽣かし、さまざまなタイプのホテル開発を展開してまいります。」と述べる。
 
　アスコットジャパン 代表取締役のクリスチャン・ボーダー氏は、「クレストコレクションは世界各国から集まるさまざまなゲストに⽇本での滞在がストレスのない『暮らす』ような滞在と、⼀⽣忘れられないような⼼に刻まれる最上級の体験を⽇本の⽂化を象徴するストーリー通じてお届けします。この度のクレストコレクションの開業で、アスコットではアスコット丸の内東京、オークウッドプレミア東京に引き続き3軒⽬の東京駅周辺のホテル・イン・レジデンスの開業となり、これまで以上に本物の体験を求める国内外の旅⾏者に、無限の選択肢と無限の旅の可能性を提供します」と述べる。

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文・オータパブリケイションズ 編集部