決勝進出者4名。左から大橋努氏、木下正浩氏、黒沢大輔氏、石川佳則氏




今回は、ソムリエ資格の有無や年齢に関係なく、サービススタッフ全員を対象とした「ソムリエ部門」のみの募集で、101名の応募があり、一次審査を通過した20名が25日の準決勝へ、そしてその中から選出された4名が26日の最終実技審査に挑んだ。最終審査は公開形式で行なわれ、赤、白一本ずつのワインのブドウ品種、産地、ヴィンテージを答えるブラインドテイスティングと「貴方にとってソムリエとは」、「シャンパーニュのノンヴィンテージとヴィンテージ入りの違い」を答える口頭試問。最後はオールドヴィンテージの抜栓とデキャンタージュのサービス実技が競われ、サービス実技では、ワイン好きの夫婦2名が、会場ホテル内のレストラン・「オークヴィル」でのディナー会食という設定で進められた。
ゲストより前もってリクエストされた「90年のシャトー・パルメ」の適切なサービス、会話、所作、振る舞いが審査された。ここではオールドヴィンテージワインをどのようにサービスするか、また、ゲストがヴィンテージワインを手にとってワインを揺すったり澱おりが混ざるようなアクションをして、ソムリエの反応をみるなどが審査のポイントとなった。結果、石川佳則氏(エクシブ箱根離宮)がグランプリに輝き、そしてお客さま人気投票では黒沢大輔氏(グランドエクシブ那須白河)が第一位となった。
伊藤勝康氏(リゾートトラスト社長)から表彰を受ける黒沢大輔氏


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審査員:熱田貴氏(日本ソムリエ協会名誉顧問)、田辺由美氏(ワインアンドワインカルチャー㈱代表取締役社長)、フィリップ・ソーゼット氏(㈲エスプリフランセ代表取締役)、鈴木利康氏(飛鳥出版㈱代表取締役)、伊藤勝康氏(リゾートトラスト㈱代表取締役社長)、内山敏彦氏(リゾートトラスト㈱専務取締役)