株式会社東京ドームホテル
代表取締役社長 総支配人
棟方 史幸 氏
レゾンデートル(存在意義)
一昨年下期よりの急激なマーケットの回復基調が現状も継続しております。都内のホテルはインバウンドのお客さまであふれる一方、従前から指摘されておりました人財不足もより顕在化してきております。人手に頼らなくてよいことはDXなどを積極的に取り入れ、それぞれに創意工夫されていると思います。
しかし、やはり「高質なヒューマンリソース」の構築・進化なしにはコモディティ化が進むばかりです。それぞれの施設において、そこで働かれる人の数というのは有限ですが、価値の創造という側面から見れば無限であるとも言えると思います。
働く各人が生み出す価値(無形資産)を宝の山のままにしてしまうのか、企業価値の継続的な創造につなげられるかは我々経営者の手腕にかかっております。
本年はこれまで以上に自ホテルの存在意義・理由というものをより顕在化させるべく努力を続け、ホテル業全体のレゾンデートル(存在意義)の向上にも微力ながら貢献できる年にしてまいりたいと思います。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。