株式会社ジェイアール西日本ホテル開発
代表取締役社長
伊勢 正文 氏
「観光立国」推進の一翼を担う一年に
昨年は地震・台風などの天災の影響やアジア通貨に対する円高傾向の影響を受けつつも、関西空港をはじめとするエリア内空港をご利用されるインバウンドのお客さまの集客に真摯に取り組んできた結果、2024年4~9月の上期決算では既存のホテルにおいて前年およびコロナ前の2019年を上回る売上と営業利益を確保することができました。
今後もインバウンドを中心とするお客さまのご支持をいただき、2025年4~10月開催の大阪・関西万博の効果を最大化してまいります。万博の「前景気」が期待される開催直前の2025年1~3月においては、ホテルグランヴィア広島サウスゲートの開業を予定しており、その追い風を最大限に活用するための体制も整います。
より多くのお客さまにご利用いただき増収を図るためにも、私どもの提供するFood&Beverageやサービスにお客さまがより満足いただける状況を作り出していくことを目指します。
昨年7月に開業し、多くのお客さまの支持を頂戴している大阪ステーションホテルの誕生とともに、私どものホテルカンパニーは新しい時代に入りました。「人、まち、社会のつながりを進化させ、心を動かす。未来を動かす。」ためにホテル事業の果たすべき役割は極めて大きいと実感しています。
コロナ前とは比較にならないサービスレベルを目指し、お客さまに「この街いちばんの笑顔で寄り添う」ことにより、ホテル業界の発展、ひいては我が国の「観光立国」を推進するうえで大きな役割を担う一年にしたいと考えております。