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2024年11月号 日本フードサービス協会 2024年8月の外食産業市場動向

日本フードサービス協会 2024年8月の外食産業市場動向 外食全体の売り上げ前年比109.3%

【月刊HOTERES 2024年11月号】
2024年11月14日(木)
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台風が営業時間に影響するも、お盆需要とインバウンドの増加で売り上げ好調

 8 月は、観測史上最高の気温となった西日本をはじめ全国的に高い平均気温のなか、3 つの台風が各地に大雨被害をもたらした結果、前年より土曜日が1 日多い曜日周りであったものの、臨時休業や営業時間短縮の店舗が続出した。一方お盆休みと過去最多の訪日客数が外食事業を押し上げ、外食全体の売上は前年比109.3%となった。

 ファーストフード業態は、全体売上は前年比109.6%となった。「洋風」は五輪の在宅需要やお盆需要の影響で107.8%。「和風」は、新メニューの導入が奏功し、売上116.3%となった。「麺類」は、冷たいメニュー、辛いメニューが好調で、売上は110.9%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、台風の影響を受けたが曜日周りがプラスとなり、売上は102.4%。「その他」は、「カレー」の価格改定や「アイスクリーム」の季節キャンペーンで、売上は112.2%となった。

 ファミリーレストラン(FR)業態の全体売上は109.9%。「洋風」は、メニュー改定や販促キャンペーンの実施で、売上110.1 %。「和風」は、台風による時短営業や南海トラフ地震情報によるイベント中止などがあったものの売上は好調で112.0% となった。「中華」は、テイクアウトのネット予約サービスの拡充などにより、売上は112.5 %。「焼き肉」は、休日の国内需要とインバウンド需要が堅調で、売上は103.9%となった。

 パブ・居酒屋業態は、南海トラフ地震情報や台風の影響もあったが、お盆の集客はおおむね堅調で季節メニューの好調とあいまって、売上は103.7%となった。
ディナーレストラン業態は、臨時休業で予約キャンセルもあったが、フリー客やインバウンド客も多く、売上は106.7% となった。喫茶業態では、季節キャンペーンの好調やオフィスやターミナル、百貨店での営業が好調で売上は108.2%となった。

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