一般社団法人全日本ホテル連盟(本部・東京都千代田区)は10月9日、会員ホテルの2024年9月客室利用率の調査結果を発表した。回答ホテル数は224軒の協力ホテルのうち118軒、調査結果は速報値となる。
同調査によると2024年9月の全国平均は81.7%、前年同月81.1%と0.6ポイント増の結果となった。全国平均では前年実績を若干上回ることとなったが、関東・近畿・中国の3地域以外では前年同月を下回ることとなった。
9月は連休が2週連続したシルバーウィークがあり、南海トラフ地震臨時情報や度重なる台風の到来により前月より延期されたイベントなど集客にプラスの要素もあったが、悪くも良くもなかったとのコメントが全国的に多く寄せられたという。
また、気象庁の発表で統計を開始して以来、歴代1位の暑さの気温となり、猛暑日を記録した地点数が最も多く、暑さによる外出控えが客室稼働に多少影響したように考えられると担当者は述べる。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp