一般社団法人全日本ホテル連盟(本部・東京都千代田区)は9月11日、会員ホテルの2024年8月客室利用率の調査結果を発表した。回答ホテル数は225軒の協力ホテルのうち126軒、調査結果は速報値となる。
同調査によると2024年8月の全国平均は81.0%、前年同月80.4%と0.6ポイント増の結果となった。8日に日向灘を震源とした2024年宮崎地震が発生し、南海トラフ地震臨時情報が発されたことから、神奈川県から鹿児島県までの主に太平洋沿岸ではお盆期間中、予約のキャンセルが相次ぎ大きく影響を及ぼした。
また、台風5号・6号・10号と度重なる襲来により不要不急の外出を控える呼びかけ、イベントの中止、計画運休など交通手段の乱れから全国的にキャンセルが続出したという。結果、お盆以降の月の半分以上の日程で宿泊需要にネガティブな影響が発生したことで伸び悩むこととなった。
―――
文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp