美しい1 万坪の日本庭園に囲まれたメインダイニング。ランチ時は地元のお客さまの集いの場所に。
和洋折衷の雰囲気を醸し出すメインエントランス。
婚礼部門の売り上げは、陣屋の20%を占める。 郊外に立地する宿は、旅館とはいえ地域密着の経 営戦略が必要だ
きらりと輝く個性を持ち、まっとうな経営を行なっている宿がある。独自性を磨き、お客さまを魅了する珠玉の宿。われわれは、そんな宿を伝えたい。本連載は、旅館総合研究所の重松所長が、自身の目で優れた宿を厳選し、取材し、写真と文章で紹介する連載企画。第三回は、神奈川・鶴巻温泉にある「元湯 陣屋」。倒産の危機に瀕した旅館を継承した宮﨑富夫社長が、IT システムを駆使し、たった5 年で高収益旅館によみがえらせた。
取材・文 旅館総合研究所 所長 重松正弥
企画・構成 本誌 丸山和彦