(左から)大阪なんば店、福岡博多店、広島平和大通り店の外観イメージ
株式会社ロイヤルホテル(本社・大阪府大阪市)は7月19日、大阪市・福岡市・広島市における3軒のホテル開業計画を発表した。
2026~2027年の開業を見込み、いずれも宿泊特化型ホテルとなる。このうち大阪市・福岡市での展開ホテルは新ブランドでの出店を予定する。
「大阪なんば店」は大阪市浪速区日本橋の恵美須町駅から徒歩約2分の立地に位置し、地下1階・地上15階建てで全201室の規模となる。建築主は東急不動産社、設計・施工はプレジオ社が担い、2026年春の開業を予定する。
リーガロイヤルホテルグループにおいて大阪府では3軒目の展開となり、国内外の観光客がメインターゲット。客室はゆとりある広さのツインルームで構成し、インテリアはモダンジャパニーズをテーマとする。
「福岡博多店」は福岡市博多区祇園町5-1の櫛田神社前駅の近隣に位置し、地上11階建て、全117室の規模、2026年秋の開業を予定する。
福岡県では2軒目の展開となり、20~30代をメインターゲットとする。「HOTEL BAR」をテーマに、随所にバーのムードを感じさせるデザインや演出を手掛ける。
「広島平和大通り店」は広島市中区東平塚町4-7の路線バス・平塚町から徒歩約2分、広島駅から車で約10分の立地。地上17階建て、全167室の規模、建築主はJA三井リース建物社、2027年秋の開業を予定する。
広島県では2軒目の展開となり、客室は24~30㎡のツインルームで構成し、大浴場を備える。地元産品や和のエッセンスをインテリアに採用し、予約受注など一部業務をリーガロイヤルホテル広島店と共同で行う姿勢。
同社は「これまでのホテル運営で培ったおもてなしを基盤としながら、小~中規模の宿泊主体型を中心に多様化したニーズに対応するホテルを出店することでポートフォリオの拡充を図ります」と述べる。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp