海洋プラスチックごみや古着のアップサイクル素材でつくられたテーブル、イスなどを採用し環境負荷の軽減に取り組む
ハイアット ホテルズ コーポレーション(本社・米国イリノイ州)は6月12日、大阪府大阪市にて日本初展開のブランドとなる「キャプション by Hyatt なんば 大阪」をオープンした。
同ブランドは2022年6月に米国・メンフィスでオープンしたハイアット社の新ブランドであり、地域密着型のセレクトサービス型ライフスタイルホテル。大阪での開業は今年4月の上海に続くグローバルで3軒目であり、今後は2025年に東京・兜町とベトナム・ホーチミン、数年内に豪州・シドニーにて開業を予定している。
ブランドの特徴としてロビーを設けず、代わりに1階にコミュニティスペース「トークショップ」を設置し、仕事や遊び、社交場として利用可能。
同スペースでは飲食を提供し、カフェメニューを中心に黒門市場で仕入れる新鮮な魚や野菜を取り入れ、たこ焼き、串カツ、肉吸いといった地域を代表するソウルフードなどを提供する。
全167室の客室はスタンダードタイプ(20㎡)とデラックスタイプ(30㎡)で構成し、家具は環境負荷の軽減に取り組みながら、スタイリッシュなデザイン性とサステナビリティーを追求。
大阪出身のアーティストによる黒門市場の活気を表現したヘッドボードや、日本刀の柄を模した照明やワードローブを配し、バスルームには大阪弁の「なんでやねん」をモチーフにした壁面アートを飾った。
総支配人の福田 慎太郎氏は「キャプション by Hyattの最大の特徴であるトークショップで、地域に根差した旬の食材を多用したメニューをお楽しみいただくことはもちろん、地元の方を招いたイベントを通じて、地元の『ええもん』を体験いただき、皆様のなんばをアップデートしていただきたいと考えております」と述べる。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp