宿泊業4件（前年比12件減）、飲食業88件（前年比4件増）

　東京商工リサーチは 2024年 3月の「倒産月報」を 2024年 4月 8日に発表した。全国の企業倒産件数は 906件（前年同 11.9％増）、負債総額が1422億5200万円（同3.5％減）となった。

　件数は、2022年 4月から 24カ月連続で前年同月を上回った。2月としては 2013年以来 11年ぶりに 900件台に乗る結果となった。
 
　負債総額は、4カ月ぶりに前年同月を下回った。負債 1億円以上 5億円未満が 191件（前年同月 160件）、負債 5億円以上 10億円未満が 39件（同 24件）と増加した。負債 1億円未満は 657件（同 604件）で、全体の 72.5％を占めている。
 
　人手不足やそれに伴う人材確保のコストアップの影響を重く受けている状況であり、求人難が 19件（前年同月 2件）、人件費高騰が 13件（同 5件）、従業員退職が9件（同 4件）と増加した。「後継者難」倒産は 53件（同 31件）発生している。また、円安などによる原材料や資材などの価格高騰もあり、物価高による倒産は 72件（前年同月59件）で、2020年 1月以降で最多となった。

----
※各種図表など詳細なデータにつきましては本誌ご購をお願い申し上げます。
 
2024年6月号ご注文フォームはこちら
https://ec.hoteresonline.com/products/list.php
----