GOLD EGGを獲得した篠原裕幸料理長
RED U-35とは
RED U-35(RYORINN’s EMERGING DREAM)実行委員会が主催する「RED U-35 2015」。同イベントは、日本の若き料理人の才能や美味を発掘するために行なわれている。参加資格者は日本人料理人で、35歳未満。グランプリ者には賞金500万円に加え、副賞として、「世界一憧れる料理店に食べに行ける研修」と「REDメンバーが導くスターへの道」ほか。
第3回となった今年は、国内外の465人の日本人料理人からのエントリーがあった。大会は、一次審査(書類審査)、二次審査(映像審査)、三次審査(訪問審査)、最終審査(合宿審査)を経て、RED EGG授賞の1名が決定する。
初の中国料理でのグランプリ
今年は東京都港区にある中国料理「海鮮名菜 香宮(シャングウ)」の篠原裕幸料理長がGOLD EGGを獲得した。中国料理がグランプリを獲得するのは初めて。
※2013年はフランス料理「レストラン ラ・フィネス(東京)」杉本敬三オーナーシェフ、2014年は創作料理「Restaurant sola paris(パリ)」の吉武広樹オーナーシェフがRED EGGを獲得。
授賞セレモニーで篠原氏は「中国料理でもっと日本の料理会を活性化させたい。将来は、香港で日本人の中国料理長として活躍したい」と意気込みを述べた。
最終審査に至るまでに、RED審査員からは、厨房の中でのリズム、スピード感を絶賛する声が相次いだ。


篠原料理人を日本の料理界のスターに
最終審査はセレモニー前日に、軽井沢にある東急ハーヴェストクラブ旧軽井沢で1泊2日の合宿審査という形で行なわれた。最終審査に残った6人は、審査当日、小山薫堂総合プロデューサーから与えられた「6人全員で審査員へのおもてなし」をテーマに、各々が協力して自慢の料理を提供した。
審査までに至る過程を、モニター越しで見ていた審査員からは、審査直前でさまざまなリクエストを追加。そのリクエストをいかに対応するのかも審査ポイントとなった。
授賞セレモニーでは、各審査員が賞賛をおくる中、審査員長である菊乃井の村田吉弘主人は「これまでの過程を見ていれば、最終審査は物足りない料理が並んだ。正直、がっかりしている。ハプニングがあったとは言え、料理人はあらゆる環境で最善を尽くさないといけない。例え、卵1個でも、お客さまに最高の料理を提供しなければならない。篠原料理長のポテンシャルはこんなものではない。もっと精進して、日本の中国料理界を背負う人物になってほしい」と述べた。
また、審査員からは篠原氏を責任もって日本のスターにするための手助けをすることを約束した。ここに一人の新たなスターが誕生した瞬間でもあった。







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