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  • アコー、大和リゾートの施設22軒をリブランドにて4月1日に開業
傘下の22軒うち、21軒を一斉にリブランドオープン

アコーが展開するリブランド施設が4月1日に開業「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ」はよりファミリー層に訴求

2024年04月16日(火)
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 大和リゾートが運営するロイヤルホテル八ヶ岳は、フランス・パリを拠点とするアコーの傘下に入り、「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ」(250室)として 2024年4月1日にリブランドオープンした。
 リブランドを機に客室は定員数を3~4名(36㎡~・2食付き・1名2万6000円~)に変更。三世代やシニアを含むファミリー層をより強化させ、団体については国内からアジアを中心とした海外層にシフトさせていく構え。また運営スタイルをオールインクルーシブ(ランチ提供除く)にすることで、連泊需要も喚起していきたいとしている。加えて、施設周辺の職人(工房)や資源価値を伝える「結びビト」なるアテンダーを各地に設けることで、その土地の魅力を発信していくという。 加えて、施設周辺の職人(工房)や資源価値を伝える「結びビト」なるアテンダーを各地に設けることで、その土地の魅力を発信していくという。

今回リノベーションした5-6階の客室(36㎡)
今回リノベーションした5-6階の客室(36㎡)
「杜の8」は3分割で構成。プラズマカー
「杜の8」は3分割で構成。プラズマカー
サーキットさながらのドリフト三輪車
サーキットさながらのドリフト三輪車
前身のロイヤルホテル八ヶ岳より総支配人を務めている牛谷知香 総支配人。「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ」でも地元のスタッフとお客さまに支えられながら、新しい価値を創造するという
前身のロイヤルホテル八ヶ岳より総支配人を務めている牛谷知香 総支配人。「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ」でも地元のスタッフとお客さまに支えられながら、新しい価値を創造するという

 グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパのリノベーションで最も特徴的なのは、地下1階に位置する宴会場をキッズ向けアトラクションスペースに大改装したことだ。これまで宴会場は、団体客や企業研修、宴席やウエディングなどの受け皿になっていた。この度の英断について、同ホテル総支配人の牛谷知香氏は、約1,400㎡の空間に全天候型アクティビティ施設「杜の8」を設けることで、リゾート地の弱点でもある繁閑の差を軽減し、稼働の平均化を努めることで安定した運営にもつなげていくとしている。
 杜の8には、利用対象者(子ども)の年齢に合わせて楽しめるアクティビティを用意。八ヶ岳のようにそびえる全長約5mの遊具では、山登りの疑似体験ができるほか、ロッククライミングの聖地・瑞牆山(みずがきやま)をイメージしたボルダリング、八ヶ岳高原をドライブしているような気分を味わえる「プラズマカー」、小淵沢駅(山梨県北杜市)から小諸駅(長野県小諸市)までを結ぶ小海線を模した「手回しトロッコ」など、八ヶ岳エリアを一望できるような演出が施されている。その土地の環境を意識しながら遊ぶことができるという価値も示唆している。

■「杜の8」概要
オープン日:2024年4月1日
運営時間:9:00~12:00、14:00~20:00
料金:無料(宿泊者のみ利用可)
対象:0歳以上
備考:アクティビティ内容により対象年齢が異なる
●施設内のアクティビティ
・八ヶ岳の夜空の下を駆け巡るドリフト三輪車
・標高日本一を走る小海線をイメージした手回しトロッコ
・八ヶ岳の小動物たちが巣に入る様子を体感しながら絵本を読めるライブラリー
・ロッククライミングの聖地である瑞牆山をモチーフにしたボルダリング
・さわやかな八ヶ岳高原を爽快に走り抜けるプラズマカー
・森の中を探検するかのような木製の大型立体遊具
・小さな八ヶ岳をイメージした滑り台  など

※6歳未満の場合は保護者同伴
 

アコー・アジア CEO プレミアム、ミッドスケール エコノミー部門 ガース・シモンズ氏
アコー・アジア CEO プレミアム、ミッドスケール エコノミー部門 ガース・シモンズ氏


 アコーは現在、展開する施設数では世界第6位に位置する。アコー・アジア CEO プレミアム、ミッドスケール エコノミー部門 ガース・シモンズ氏によると、「今後の主戦場となるアジアにおいては第1位であることがわれわれの強みの一つ」と強調する。今回、大和リゾートの運営施設を傘下にしたことでリゾート地におけるアコーの展開が急拡大する。そこで、例えばグランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパの開業を機に展開していく「#はなれ旅」のように、有名観光地から少し離れた各地の知られざるスポットや魅力的な絶景、文化や伝統を伝えることに注力する。また、食やアクティビティをオールインクルーシブで提供していくことで、これまでとは異なるリゾート地の滞在の在り方を訴求していくという。
 現在、日本で計46施設(※1施設減:石川県能登の案件が震災で開業見送りのため)展開しているアコーは、ラグジュアリーからバジェットまでさまざまなカテゴリーを有している。シモンズ氏は今後、日本を起点にアジアでの展開数を2倍にすることを明言しており、それには「日本での着実な展開とホテル運営企業としての堅実性を築き上げることは重要」ととらえていると話す。新設したラウンジや「杜の8」は大人も子供にとっても滞在する価値となるフックとして打ち出しているという。

アコー・ジャパン 代表取締役 ディーン・ダニエルズ氏
アコー・ジャパン 代表取締役 ディーン・ダニエルズ氏


 アグレッシブな国内での拡大の半面、国内の人口減やホテル業への就労希望者の減少化により人材の確保は年々難しくなっている。アコー・ジャパン 代表取締役 ディーン・ダニエルズ氏は、「アコーのトレーニングシステムは個々の成長に沿った内容であり、ドロップアウトは極力抑えられている。またスタッフは世界中どこでも働くことが可能で、すでに実施している施設もあります。ホテルで働く者にとっても、就労によって価値のある体験を得ることが容易なのもアコーの特徴とも言えます」。
 また同日をもって、傘下となった22施設のうち全21施設(※石川県能登を除く)が一斉開業。それぞれ「グランドメルキュール」または「メルキュール」のブランドで展開していく。
 

グランドメルキュール/メルキュール22ホテル開業事前内覧会を3月28日に開催
グランドメルキュール/メルキュール22ホテル開業事前内覧会を3月28日に開催

専属の「結びビト」がアテンドする天体観測のプログラムは1日1組限定(解説なしは22時まで自由に観測可能)
専属の「結びビト」がアテンドする天体観測のプログラムは1日1組限定(解説なしは22時まで自由に観測可能)
各地の文化や資源の魅力を伝承する「結びビト」を今回より設けた。彼らが施設周辺の魅力も訴求することで再来訪の動機につなげる
各地の文化や資源の魅力を伝承する「結びビト」を今回より設けた。彼らが施設周辺の魅力も訴求することで再来訪の動機につなげる
夕食のブッフェで提供する「もなか寿司」は各地の施設の名産にちなんだメニューを提供
夕食のブッフェで提供する「もなか寿司」は各地の施設の名産にちなんだメニューを提供


【施設概要】
グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ
所在地:山梨県北杜市大泉町西井出8240番地1039
規模:客室数(250室)・6種、ブッフェ会場・2カ所(計1073㎡)、杜の8(全天候型キッズスペース)、大浴場、展望台(天体観測)、駐車場など
https://grand-mercure-yatsugatake-resortandspa.jp/





 

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