リゾートトラスト株式会社(本社・愛知県名古屋市)は3月25日、岐阜県高山市にてホテルと美術館が融合した全121室の会員制リゾートホテル「サンクチュアリコート高山 アートギャラリーリゾート」をオープンした。
高山駅から車で約4分の旧飛驒高山美術館の跡地に位置し、地上6階・地下1階建てで敷地面積1万6244.1㎡、建築面積5284.0㎡、延べ床面積2万3033.8㎡の規模。総事業費は215億円、設計・管理は日建設計社、内装設計は日建スペースデザイン社と丹青社、施工は鹿島建設社が担った。
同ホテルは新ブランド「サンクチュアリコート」の第1弾となり、都会の喧騒から離れたプライベートな空間で、新たな滞在体験や価値を提供するディスティネーションホテルをコンセプトとする。
ホテルと美術館を融合したアートギャラリーリゾートとして、館内のいたるところにアートを展示。ホテルに併設された飛騨高山美術館では旧美術館から受け継いだルネ・ラリックやエミール・ガレの作品をはじめ、世界中から収集したガラス工芸を中心に展示する。
客室はすべてスイートルームとなり、41室の「ロイヤルスイート」(120.4㎡)、45室の「ラグジュアリースイート」(80.0㎡)、35室の「クラブスイート」(62.0㎡)の構成。
客室デザインは白を基調にブロンズの装飾で優美さを演出した「洋ルーム」と、和とアートが融合し高山の自然の温もりを追求した「和モダンルーム」の2つのスタイルを有する。
料飲施設はイタリア料理レストラン「OZIO」(オッツィオ)、日本料理レストラン「飛匠」(ひしょう)、鉄板焼、バーを構える。
その他付帯施設にはスパ(内風呂、露天風呂、サウナ)、トリートメントサロン、エキシビションルーム、エグゼクティブルーム、ブティック、ドッグランなどを備える。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp