東急リゾーツ&ステイ株式会社(本社・東京都渋谷区)は3月14日、同社が展開する東急ステイ全31店舗にて、株式会社アイシンが開発する音声認識システム「YYSystem」(ワイワイシステム)を順次導入することを発表した。
同システムは声や音を可視化する独自のアルゴリズムをコアとし意思疎通支援を行うアプリケーションシリーズ。発音した言葉がリアルタイムで文字起こしされ、英語や中国語をはじめ22 カ国の言語でディスプレイに表示されるため、チェックイン・チェックアウトから滞在中の観光案内や急な体調不良等のトラブルが発生した際にもスムースな意思疎通を可能とする。
これまで、東急リゾーツ&ステイ社はインバウンド対応の推進を進めてきた中、英語を母国語としない東南アジア圏からのゲスト増加傾向に伴い、多言語での意思疎通ができる環境づくりを目指し2023年11月に同システムを試験導入。
試験期間中においてゲストとスタッフ双方が言葉の壁を感じないコミュニケーションが図れることを体感。ゲストにとって利便性の高いホテルライフの提供、スタッフにとっては安心して働くための環境整備として、3月18日より全31店舗にて順次導入を開始した。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp