左からキュリネス社 代表取締役社長の花 東江(カ・トウコウ)氏、中国国際航空 日韓地区支社長の馮 力(フォン・リ)氏
中国国際航空(以下、CA)ならびに株式会社キュリネスは3月6日、記者会見において両社が業務提携を結び、新サービスプラットフォームとなる「フェニックス・グローバル・イーステーション」(以下、PGeS)を展開することを発表した。
同記者会見はザ・キャピトルホテル 東急(東京都千代田区)の1階宴会場「鳳凰」にて行われ、同業務提携を通じて中華圏訪日富裕層の高確度の送客を目指し取り組むもの。
PGeSはCAの約8000万人のマイレージ会員のうち、約26.7万人のゴールド以上の会員層に焦点を当て、訪日旅行における有益な情報や多様なサービスの提供を行うモバイルベースの観光支援DXサービス。
昨今、CAの上級会員の消費動向において、買い物よりも観光体験を重視し、地域の文化や自然に触れることで知識を深め、インスピレーションを得ることを目的とする傾向が強まっているという。
CAの公式アプリを通じて訪日旅行における特典や優待などのサービス情報を発信するPGeSを活用することで、旅マエとして訪日需要の喚起から、旅ナカにおいては各種サービスの利用促進を促し、コンバージョンを高めることにも期待ができる。
PGeSはゲスト側が同サービスを通じて消費が成立した際に手数料が発生する成果報酬型サービスとなり、今後年内にコンテンツの充実化や検証の実施、2025年よりCAの通行地域へ順次展開していく姿勢である。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp