客室のドアを開けた瞬間に
心地よい滞在を感じていただく
従来以上にタバコのニオイ問題解決に向けた取り組みを強化し、さらに高いレベルで快適空間を追求する必要が出てきたのである。そんな中、住友化学から一つの提案があった。ホテルに特化したニオイ問題の解決を実現する「airnote」との出会い。スタッフの手を煩わせることなく、タバコに代表される嫌なニオイを感じさせない快適空間を自動的に提供し続けることが可能となるアイテムだった。
「チェックインタイムまでにタバコのニオイを消し、さらにお客さまが客室のドアを開けた瞬間、心地よい香りによって快適空間を感じることのできる『airnote』は、ずっと探し続けてきた理想の解決策でした」
「airnote」の導入に向けてその価値を見極めるため、8年間の歴史によって喫煙ルームにタバコのニオイが蓄積されていた名古屋駅前での検証が行なわれた。
「長い時間をかけて染みついたタバコのニオイですから、部屋によってはかなり厳しいものがありました。ところが『airnote』を設置してみると、あれほど頑固だったニオイが気にならなくなり、快適な空間を取り戻すことができたのです」
名鉄イン名古屋駅前のツインルームとシングルルームの計2室で行なわれたトライアルは、「air not e」が予想以上の力を持つことを感じさせた。一刻も早く名古屋駅前の喫煙フロアに「airnote」を導入するべきだと考えた鬼頭氏は、その実現に向けて再トライアルを提案。エレベーターホールと廊下にも設置することで、エレベーターの移動に伴うタバコのニオイの拡散についても、「airnote」が解消してくれることを確かめた。
その結果2015 年7月、名鉄イン名古屋駅前の喫煙ルーム全室に加え、全喫煙フロアのエレベーターホールに1台ずつ「airnote」が導入された。さらにデラックスツインがある13 階には、その部屋の前の廊下にも追加で1台設置されている。社内の意見をまとめた結果、香りは「アーバングリーン」に決定。不特定多数のお客さまが訪れるホテル空間に最もふさわしい、「くせのない香り」という判断から採用に至った。
お客さま満足につながる上質な香りが
一つのサービスとしてとらえられる時代
かつてホテルの空間は“ 無臭” であることが求められてきたため、特定の香りを漂わせることに抵抗を感じるホテルマンが多かった。しかし最近は香りに対する固定観念は薄れ、「香りも一つのサービスである」というとらえ方が世界的に見ても主流となってきた。鬼頭氏はそう感じている。
「ホテル空間を五感で楽しんでいただくために、お客さま満足につながる上質な香りが求められる時代を迎えたのだと思います」
「消して」+「香る」という「airnote」が持つ独自のコンセプトは、新時代のホテルに求められる付加価値にも結びついていると言えるだろう。
時代のニーズに合わせて増やしてきた禁煙ルームの価値に、ニオイの問題をより高いレベルでクリアした喫煙ルームが加わることで、名鉄イン名古屋駅前はより幅広いお客さまの満足につながる施設として新たな一歩を踏み出すことができたのである。
これからの時代、香り自体がホテルの個性をアピールする一つのツールとなっていくでしょう。『消して』+『香る』の『airnote』を禁煙ルーム以外のスペースにも導入していくという発想をしていくことで、将来的に新たな可能性を生み出せるかもしれません。
以前は散見されたタバコのニオイに関するクチコミサイトのカキコミも、「airnote」の導入以降はほとんど見られなくなった。
こんなエピソードもある。周辺のホテルがすべて満室という状況のある日、一人のお客さまが空室を探して名鉄イン名古屋駅前を訪れた。タバコのニオイがとても苦手な方だったが、その日空いていたのは喫煙ルームのみ。「とりあえず部屋のニオイを確かめさせてもらえますか」と言われ、お客さまをご案内すると、「これならまったく問題ありません」と、そのまま宿泊していただけた。
さらにチェックアウト時には、「ベッドなどにもニオイがまったく染みついていなくて快適に過ごせました」という言葉があった。「airnote」が生み出す快適空間の価値は、そのままホテル全体のイメージを高めてくれるのである。
エアノート リキッドオンアトマイザー専用お客様ご相談窓口
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