マーケティングの出発点
先日、とあるホテルの支配人の Aさんから「ホテルアンドレストランに記事を書かれているのですね」とお声がけいただけた。Aさんのホテルにはいくつものよい所がある。ゆえにどれを前に押し出していくのがいいのかを悩んでいるようであった。観光地の名門ホテルはファミリー客からカップル、コンベンションの開催まで幅広いお客さまを受け入れている。
支配人の Aさんが率いるホテルは広い。数百の部屋を持つ。特定の顧客だけに焦点をあてていては、おそらく通年埋まっていかないだろう。だからといって万人受けを狙って特色が打ち出せなければ、施設が新しいホテルの方に予約が入っていくだろう。多面体、多様性の価値観にあうホテルづくりが今後のテーマとなるわけだが、一つ一つは他社より頭一つでていないと一番には選ばれない。