Bさんがみる時間と空間
前号でトップセールスBさんについて触れた。彼がみていたものは図表 1にある三つ(1)顧客の業績向上(2)顧客の効率アップ(3)担当者の昇進である。売ることの先にある責任を担おうとするのが Bさんの営業であり仕事である。
Bさんが捉えている時間と空間は広い。自分の売上が上がる代金回収までの時間が普通の考えだとしたら、Bさんは提供した商品・サービスによるお客さまの変化を見ている。そのためにみる空間は、お客さまだけでなく、お客さまのお客さまをみる。そして時間軸も長い。仕事が相手企業へのよきインパクトなれたかを、数年後の担当者の昇進というモノサシで図っている。