2023年5月8日、新型コロナが「5類」に移行され、3年強にもおよぶコロナ禍もようやく出口が見え、インバウンドも順調に回復しつつある近況、いよいよ本格復活、観光産業に明るい未来が近づいてきました。
このコロナ禍で失ったトキ・モノは大きく計り知れませんが、思い返せば 2015年以降、インバウンドの急激な増加を受け、全国各地に数多くのホテルが新規開業。そして、コロナ禍にあってもホテル開発は続き、今後 5年先だけでも 365軒、5万 7,216室(小誌調べ)もの新規ホテル開業が計画されています。
そんな最中、ホテル業界にとっていま大変深刻な課題のひとつは “ホテル人材の枯渇 ”です。戻る観光需要を前に、ホテル業界ではいま、その担い手が足りません。コロナ禍で失った人材の多くは宿泊業界に戻らず、下支えをしていた外国人労働者の日本離れも深刻です。そしてこれから労働人口、若者人口が急激に減少していく日本において、すべてのホテルが持続可能な経営と運営を未来永劫できるでしょうか。
これから他業界とも熾烈な人材獲得競争が始まるなかで、ホテル業界内で優秀人材の奪い合いを続けることに未来の勝者はいません。他業界からもホテルが “魅力ある働く場所 ”として競争力を高めていくためにも、働くみなさんと共に、“ホテルで働くことの意味と価値 ”を問い、未来へ繋げるきっかけとしたいと思います。
※本特集は、2022年 12月 16日号「働く未来」の続編です。
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本記事は2023年5月5-12日号 特集の一部紹介記事です。
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2023年5月5-12日号 特集 「働く未来Part2」ホテルの働く未来を考える〜持続可能なホテル経営と運営のために〜
特集 「働く未来Part2」ホテルの働く未来を考える〜持続可能なホテル経営と運営のために〜
【月刊HOTERES 2023年05月号】
2023年05月11日(木)