バリューマネジメント(株)が展開するグループブランド「VMG HOTELS & UNIQUE VENUES」の一つ、「NIPPONIA HOTEL 函館 港町」が、第 26回函館市都市景観賞を受賞した。
函館市都市景観賞とは、歴史的な街並みや優れた都市景観の形成を実現するために、未来に残すべき建築物や活動を表彰する、函館市が実施している表彰制度。建築物、屋外広告物、まちづくり活動の三つの部門で募集・表彰する取り組みで、今回は建築物部門での受賞となる。
NIPPONIA HOTEL 函館 港町は、北海道函館市の赤レンガ倉庫群地区に位置する、かつて昆布問屋の倉庫として活用されていた建築物をリノベーションしたホテル。赤レンガの壁や柱梁をできるだけ保存しながら再生し、全 9室の客室を備えるホテルとレストランとして 2021年 4月に開業した。
伝統的建造物群保存地区内の一角にあり、長期間利用されてこなかった倉庫の外壁モルタルを掻き落とし、本来のレンガ造りの外観を復元した姿が、港町函館を代表する地区に相応しい佇まいを醸し出している点や、ホテルとして主張せず、決して突出して目立たない外観は、隣接する伝統的建造物群と調和することで、建物自体の高級感も創出していることが評価され、今回の受賞に至った。